2月の美祢就職面接会

昨日、1月の面接会が開催されましたが、参加者が多かったです。
面接会の参加者が10名
就職相談に来られた方が6名
13時~15時の2時間、サンワーク美祢は就労を希望する人であふれていました
面接会の様子を見学に来られた事業所も盛況ですねと驚かれていました
面接会は、事業所の魅力や仕事の内容を知る絶好の機会だと思います。
2月の面接会は、2社とも初めての参加です
是非この機会を活用ください

令和5第84回2.14)mini美祢-

最も多い相談内容(労働政策研究報告書)

カテゴリー美祢就職相談室

 労働政策研究報告書No.227「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」が公表されました。この報告書は、私も含めた参加者からのアンケート結果を元にしており、今回が5回目の調査となります。今回の公表では、これまでの4回の調査結果との経年変化を分析しています。
 最も多かった相談内容は、就職相談室の相談内容と類似しています
 具体的には、「私だけなぜこんなに悩んでいるんだろう」「うまくいかないのは私のせいだ」といった相談が頻繁に寄せられます。そのため、最も多い相談内容を共有することで、相談者が安心感を得られるのではないかと考え、これを共有することにしました。
 このアンケートには、7,586人のキャリアコンサルタントが回答し、全体の12.9%を占めています。キャリアコンサルタントの相談活動で最も多かった相談件数のトップ3は以下の通りです。
①「現在の仕事・職務内容」(40.4%)
②「就職・転職活動の進め方」(37.8%)
③「今後の生活設計、能力開発計画、キャリア・プラン等」(37.0%)

 アンケートを取り始めた2006年と比較して企業領域(企業内キャリアコンサルタント)が20.6%から41.7%に増加したことも要因の一つかもしれません
 私だけ辛いと思わずまず相談に行きましょう。
 山口県だけでも、ハローワークはもちろん、山口仕事センター、サポートステーション、JOBSTA(ジョブスタなど様々な窓口があります
 視野が広がると思いますよ

新年になりました

想定のできない災害から始まった新年でしたが、皆さんはどのような年を迎えられたでしょうか
さて、今年度から施行される法律改定がありますね
4月1日
労働条件明示のルールの変更
労働者を雇い入れる際に交付する労働条件通知書に以下の事項の記載が義務付けられます
・就業場所および従事すべき業務の変更の範囲
・更新上限の有無および内容
・無期転換申込権が発生する更新のタイミングごとに、無期転換を申し込むことができる旨
・無期転換申込権が発生する更新のタイミングごとに、無期転換後の労働条件

改善基準告示改正
特定業種における労働時間の上限規制の見直し
ドライバーの労働時間に関する規制が厳格化されます。具体的には、ドライバーの拘束時間の上限が短縮されるほか、勤務間インターバルの確保などが求められます。
いわゆる「2024年問題」と言われているものです

10月1日
厚生年金保険法・健康保険法改正
51人以上の事業所で短時間労働者が社会保険の適用対象になります
・1週間の所定労働時間が20時間以上
・雇用期間が2カ月超見込まれる
・賃金の月額が8.8万円以上
・学生でない
労働法は、「働く人を守るための法律」です。今年もできるだけお伝えしていきたいと思っています

1月の面接会は1月10日です

令和5第83回1.10)mini美祢-

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私たちは人生の裏方

カテゴリー美祢就職相談室

 タイトルの文言は、「キャリア・コンサルタント養成講座」のテキストにあったもので、おそらく16~17年前のものだと思います。キャリアコンサルタントの仕事は人生の裏方なのだと心に刻んだ思いがあります。
 日々、キャリアコンサルタントとして相談者に向き合う中で、裏方の意味について深く考えさせられます。相談者以外の人々は、私たちの仕事について正確な認識を持っていないでしょう。多くの人が、単に職業の斡旋をしているだけだと考えがちです。

 このような裏方のキャリアコンサルタントの仕事ですが、たまにその重要性を理解してほしいと思うことがあります。今年を振り返っても、障害のある方、生活に困窮されている方、家庭トラブルを抱えている方、自己肯定できない方、引きこもり状態にある方など様々な相談を受けてきました。時間をかけてもつれた糸をほぐしていく、このような支援を必要としている方が増加傾向にあるからです。人の人生の表舞台には立たないけど裏方として人の人生に寄り添う。
 アフターコロナの今だからこそ余計裏方の重要性を知ってほしいと思います。

 このホームページは年間6万を超えるアクセスがあります
労働法、新たな施策、事業所情報、求人情報など皆さんのお役に立てる情報をポストしていきたいと思います
皆様良いお年をお迎えください

AI時代の働き方と学び直し

~人間に求められる役割とは~

今年最後の勉強会に参加しました。テーマは「AI時代の働き方と学び直し」、今年はオープンAIが特に普及した年ではなかったでしょうか。
AIの専門家とコミュニケーションの専門家の二人の講師がいて、とても学び深いものでした。このセミナーで学んだことを共有してみたいと思います。

AI時代の働き方と学び直しは、2006年に経済産業省が提唱した社会人基礎力の重要性を大学の学びに取り入れることで象徴されています。専門知識の取得だけでは解決できない現代の課題に対処し、働く個人が必要なスキルと知識を身につける必要性が出てきたからです。

産業界においても、ネットで検索すると答えの出る時代においては、専門知識だけでなく、柔軟性や問題解決能力などの社会人基礎力が重要視されています。しかしながら、指示待ちコミュニケーションの不足も課題とされ、円滑なチームワークや効果的なコミュニケーションが求められています。また、トラブルが起きるとひきこもるといった課題も存在し、これに対処するためには、コミュニケーションスキルの向上やメンタルヘルスのサポートが必要です。

超高齢化社会の到来に伴い、社会人基礎力の重要性が一段と増し、生涯学び続ける必要性が強調されています。このコンセプトは、リカレント教育を通じて、個々のキャリアの発展と社会全体の持続的な発展を促進します。

パソコンで例えれば、1階のハードウェアが人であり、2階のOSが社会人基礎力であり、3階のアプリケーションソフトが知識・スキルであり、AIであると考えることができます。このような階層的な考え方をもとに、個人が持つ基礎力と専門性、そしてAIを組み合わせて効果的に活用することが、今後の働き方において重要となるでしょう。

私たちキャリアコンサルタントは「五感」が大切だと言われています。非言語の情報をいかに聞き取るか、これはAIでは出来ないそうです。社会人基礎力はマインド(人間力)です。人間力の見える化が求められるところですが、これは点数で表すのが困難で成果が見えにくいと言われます。ただ、今のようにAIの普及や検索すると何でも出てくる時代に不可欠な力だと、このセミナーを通して改めて思いました。

職業安定法施行規則が改正について

令和6年4月より、募集時等に明示すべき事項が追加されます

まだ少し先の話ですが、労働条件の明示についての改正が厚生労働省から12月26日に公表されました。
令和6年4月1日からは、新たに以下の事項の明示が必要となります
1 従事すべき業務の変更の範囲
2 就業の場所の変更の範囲
3 有期労働契約を更新する場合の基準に関する事項(通算契約期間又は更新回数の上限を含む)
詳しくは下記のPDFをご覧ください

労働条件明示

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つながらない権利

日本労働組合総連合会は、「“つながらない権利”に関する調査2023」を2023年9月13日~9月20日の8日間、インターネットリサーチを通じて実施したと報告しています。
調査の対象は、18歳から59歳までの様々な雇用形態に従事している方々で、正社員・正職員、派遣社員・派遣職員、契約社員・嘱託職員・臨時職員、パート、アルバイト、およびフリーランスを含む広範な範囲に及ぶ1,000名の有効サンプルを調査対象としています。
主な結果は以下の通りです

1.勤務時間外の業務上の連絡の有無について≫
○業務で日常的に使用しているコミュニケーションツールは(複数回答)
-「スマートフォン(通話・メール)」(59.3%)
-「PC メール」(52.5%)
-「メッセージアプリ(LINE など)」(40.6%)
-「Web 会議システム」(33.5%)
-「固定電話」(32.9%)
-「チャット(Slack、Chatwork など)」(26.8%)
○勤務時間外に部下・同僚・上司から業務上の連絡がくることがあるか
-「ほぼ毎日」(10.4%)
-「週に2~3日」(14.3%)
-「月に2~3日」(12.1%)
-「月に1日以下」(17.9%)
-「連絡がくることはない」(27.6%)
2.勤務時間外の業務上の連絡に関する意識について≫
○勤務時間外に部下・同僚・上司から業務上の連絡がくるとストレスを感じるか
-「感じる」(62.2%)
-「感じない」(37.8%)
3.勤務時間外の連絡に関する職場のルールについて
○ 自身の職場では“勤務時間外の職場内の連絡(業務上の連絡)”についてルールがあるか(公式なルール・非公式なルールを問わず)
-「ある」(25.8%)
-「ない」(46.3%)
-「わからない」(27.9%)
4.“つながらない権利”について≫
○ “つながらない権利”によって勤務時間外の連絡を拒否できるのであれば、そうしたいと思うか
-「非常にそう思う」(29.2%)
-「ややそう思う」(43.4%)
-「あまりそう思わない」(21.5%)
-「まったくそう思わない」(5.9%)

職種・仕事内容・ポジションによっても異なると思います
あなたはどう思いますか

1月10日の美祢就職面接会

1月10日の面接会は以下の事業所となっています
長州産業
(フロントスタッフ・レストランスタッフ・リネン室スタッフ・スタート室スタッフ)
アネスティソフトウエア(システムエンジニアまたはプログラマー)
JAサポート山口(デイサービス運転手兼介護員)

令和5第83回1.10)mini美祢-

雇用保険の制度の見直しに向け報告素案を提示

カテゴリー美祢就職相談室
週10時間以上へ適用拡大/厚労省

厚生労働省は13日労働政策審議会雇用保険部会を開催し、雇用保険制度等の見直しに向けた部会報告(素案)を示した。
雇用保険制度の適用拡大については、雇用のセーフティネットを拡げる観点から、週の所定労働時間が10時間以上20時間未満の労働者にも適用すること(2028年度中に施行)、自己都合離職者の給付制限期間(給付開始までの待期期間)については、現行の2カ月を2025年度から1カ月に短縮することなどいろいろ変わってきそうですね

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育児休業給付金については、両親がともに一定期間以上の育休を場合には28日間を限度に、休業開始前賃金の80%相当額の給付を支給すること、2歳未満の子を養育する時短勤務者には、「育児時短就業給付(仮称)」を創設し、給付率は時短勤務中の賃金額の10%とすること、などが盛り込まれた。

マスコミ等ですでに発表されているので耳にした人も多いかと思います雇用保険加入のメリットは以前にも書いているので確認してくださいね

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美祢青嶺高校キャリアガイダンス

今年で6回目となる高校生キャリアガイダンスを、10月25日に開催いたしました。回数を重ねるごとに、学校と美祢市の双方がより良いものを提供できるよう、知恵を絞り、高校生のキャリア形成に寄与するガイダンスに向け準備を進めていきました
今年のトピックスとしては、生徒が司会者を務め、全員が事業所に対して発表(SDGS等)や質疑応答を行ったことです。このアプローチは、事業所からも高い評価を受けました

生徒のアンケートには以下のような感想が寄せられました
〇事業所の方の視点からの意見を聞いて違う考え方もある事が分かった
〇調べるだけじゃわからないことこともあり現場で働いている人の意見や考えを聞くことでより仕事に 理解が深まった
〇色々な会社のことを知れて自分の適性と異なることもわかる
〇自分のこれからの態度を考えようと思った
〇受講したガイダンスは自分の希望とは異なっていたが、仕事に対しての取り組みなどは通じるものが あると思った
〇普段の仕事にプラスでSDGs をするから、従業員がやりたいと思えることがないと成果も出ないという こと。ただやるだけではもったいない
〇どこの事業所もSGDを行うためにコストやメリットを考えながら実行に移していることが印象に残りました
〇誠実な人である人が1 人の人間として信頼されると仰っているのが、印象に残った、プロ意識が高い と思った。

 高校生の素直な感想は、彼らが社会に順応し、将来の自分の進むべき道を見つけ、学びを深めていける貴重な財産だと考えます。このような成長を促進するためには、大人たちの責務が非常に大きいと感じます。
双方向の対話が期待以上のメリットを生むことがあります。
 若年者とのコミュニケーションでも同様で、彼らの感想や意見を真摯に受け止め、理解することが重要です。また、彼らが直面している課題や悩みにも敏感に対応し、協力して解決策を見つけることが求められます。このような対話を通じて、双方が成長し、新たなアイディアや視点が生まれることでしょう。
 異業種交流会では、「説得と対話の違い」について話し合いました。相手が何を伝えたいのかを理解し、傾聴できているかどうか、課題を探せているか、そしてそれに真摯に向き合っているかがコミュニケーション形成や関係構築には不可欠だと考えます。
 2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標「SDGs」は「目標とターゲットがすべての国、すべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰一人取り残さない」ということを原則としてます。
 そのためにも、自分と異なる人との対話が重要なのではないでしょうか