ロジャーズの3条件

カテゴリー美祢就職相談室

私たちキャリアコンサルタントには日々多くのセミナーの案内が届きます
目に留まるもの興味関心のあるもの、改めて学びたいもの
いわゆるビビビときたものを選択して受講します
そして今日ときめいたのが、今一度学び直したい『傾聴』
私たちにとっては基本の「き」です
キャリアコンサルタント養成講座で学んだ
ロジャーズの3条件
1、共感的理解をすること
 相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとすること。
2、無条件の肯定的関心
 相手の話を善悪の評価や好き嫌いの評価をせずに聴くこと。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景を肯定的な関心を持って聴くこと。
3、自己一致
 聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認すること。
学びなおします

最も多い相談内容(労働政策研究報告書)

カテゴリー美祢就職相談室

 労働政策研究報告書No.227「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」が公表されました。この報告書は、私も含めた参加者からのアンケート結果を元にしており、今回が5回目の調査となります。今回の公表では、これまでの4回の調査結果との経年変化を分析しています。
 最も多かった相談内容は、就職相談室の相談内容と類似しています
 具体的には、「私だけなぜこんなに悩んでいるんだろう」「うまくいかないのは私のせいだ」といった相談が頻繁に寄せられます。そのため、最も多い相談内容を共有することで、相談者が安心感を得られるのではないかと考え、これを共有することにしました。
 このアンケートには、7,586人のキャリアコンサルタントが回答し、全体の12.9%を占めています。キャリアコンサルタントの相談活動で最も多かった相談件数のトップ3は以下の通りです。
①「現在の仕事・職務内容」(40.4%)
②「就職・転職活動の進め方」(37.8%)
③「今後の生活設計、能力開発計画、キャリア・プラン等」(37.0%)

 アンケートを取り始めた2006年と比較して企業領域(企業内キャリアコンサルタント)が20.6%から41.7%に増加したことも要因の一つかもしれません
 私だけ辛いと思わずまず相談に行きましょう。
 山口県だけでも、ハローワークはもちろん、山口仕事センター、サポートステーション、JOBSTA(ジョブスタなど様々な窓口があります
 視野が広がると思いますよ

労働法について

就労経験の少ない若年者や
労働に関するトラブルで来室された相談者には、労働法について必ず伝えるようにしています
特に就労経験の少ない若年者には働き始める基礎知識として求人票を元に労働法の説明をします
まずは労働条件、労働基準法第15条で書面で通知しなければならないと定められている項目があります
実情として、なかなか守られていない現状もあります

労働条件

次は就業規則です
就業規則は、会社と社員の共通のルールです
就業規則には必ず記載しなけらばならない項目が定められています
就業規則に必ず目を通すように伝えています

就業規則-1

各種保険制度です
雇用保険は、何の役割をしてどういう条件で入れるのか
健康保険、厚生年金保険の負担率、法律改正により従業員の人数によって加入可否がかわること
労災保険の役割と、本人の負担はないことなど

各種保険について

これだけの内容でもかなり多すぎるくらいです
働き出して、自分で勉強したり、先輩に聞いたりしてもいいかもしれませんね

涙を流すこと

カテゴリー美祢就職相談室

みんないろいろな相談があって
自分の思う道を進みたいけど、自分の思う道を進んでもいいんだろうかと躊躇う
そこには、子育て、介護、病気、金銭的様々な状況があります
でも相談室に来る人は、とりあえず一歩 歩み始めようとしているのは確かなのです
話しているうちに涙がでて
すみません、すみませんということが多くあります

でも涙を流すことは、雨が降った後の青空と同じで
そのあと笑顔になることが多い気がします
誰にも言えなかったんだなと思うこともよくあります
そんな中一歩を見つける人の手伝いが出来ればと思います

大切なことは何?

カテゴリー美祢就職相談室

次に仕事を探すときは、自分が納得のいく仕事に就きたいんですよね
適職がなかなか見つからなくて
体のことも、年齢もあるしこだわって仕事を探しているんです

こういう相談があった時に
必ず問いかけるフレーズがあります
何だと思いますか?

○大切にしようと思っていることは何ですか?
○こだわっていることは何ですか?

すると多くの人が、そこがわからないんですよと言われます

何に悩んでいるかわからなければ、正解は出てこない
さて、自分に問いかけてみてください
仕事を決めるときの優先順位は何ですか
 ○収入
 ○休日
 ○仕事の内容
 ○福利厚生
 ○通勤時間
 ○労働時間
 ○社会保険
 ○会社の規模やブランド
 ○定年制や延長雇用
 ○必要な資格やスキル
優先順位が明確になったら、それはなぜか考えてみてください
 ○自分の環境(家庭)と一致するから
 ○自分のスキルを活かすため
 ○必要な収入が明確なため(仕事内容より優先)
 ○チャレンジしてみたい仕事だから
これが一致して初めて答えにたどり着けるかもしれませんね



失敗?経験?

カテゴリー美祢就職相談室

仕事が上手くいかなくて離職
人間関係がうまくいかなくて離職
仕事が自分に向いていなくて離職
離職の原因は様々ですよね

直ぐに仕事を辞めてしまった
先輩に叱られて辞めた
これ以上仕事をしても求められているスキルに行かないと思った
ネガティブな理由で離職をしたと考えている場合、離職を失敗ととらえているケースがあります
あの時失敗したので、次の仕事がなかなか決められない
次も失敗してしまうのではないか
果たしてそうでしょうか?
どのような体験でも、いい経験をした!この経験から何を学ぶかって
考えてみてはどうでしょうか

失敗と捉えるか
経験と捉えるか
次に進む道が違ってくると思います

私たちは人生の裏方

カテゴリー美祢就職相談室

キャリアコンサルタントの仕事は、相談者の人生の裏方の仕事だと思っています
だから相談者の人生の主役に立つことはありません
つまりは〇〇しなさい! ○○が正解! ○○だからダメなんだ
など決定づけることはしません
相談者が自分の人生を主体的に歩けるようにお手伝いをするのが私たちの仕事です
相談者に寄り添い、相談者の明確でない思いを言語化する手伝いをし
相談者が、自分の意思を自分で決定し楽になっていくこと
それが私の仕事だと思っています

相談者はその答えを自分で持っているものです
ただ持っている答えに気づくことが難しい
だから私たちは、話しやすいように
合いの手をうち質問し整理をする手伝いをし、これまでの人生を振り返り言語化していく補助をする
相談者は人生を一度壊し、もう一度作っていく
つまりは人生のスクラップアンドビルドをしていくということです
ただこの時のビルドは以前に作ったものより必ず変わっています

クリスマスが近くなってきましたね
今年も残すところ15日余り、私のところにはサンタクロースは来ないようです(笑)
皆さんのところにはサンタクロースはいきますか?

自分を受け入れる

カテゴリー美祢就職相談室

就職相談室には、いろいろな相談があります
最近多いいのは転職に関する相談ですね
そして多くの人が、心に傷を負っています
多くの人と対話をするなかで少し気が付いたことがあります
相談に来る人の多くが
理想の自分と
現在(いま)の自分との乖離で苦しんでいるように見えます
今の自分を認めて(自己肯定)自分はこれでいいと思えるようになれば
楽になれる人が多い気がします
現在(いま)の自分の状態を知るためには、信頼できる人に自己開示することが大切だと思います
対話を通して、自分の考えに気が付くことがあります

運動会で転んだ時に起き上がってまた走った経験はありませんか?
友達と喧嘩をして仲直りをしたときにもっと関係が深まったことはありませんか?
テストで悪い点を取った時にこれが自分の実力かって思ったことはありませんか?
人生もそれと同じで、転んでしまうこと・トラブルになること・受け入れるべきことがあります
その時の自分を認めて、転んだけど起きたよなとか、ちゃんとごめんねって言えたよなとか
そうやって自分を褒めてまた次を向けばいいのだと思います
自分を受け入れることは、簡単そうでとても難しいのも事実です
その時は、人を頼っても人に甘えてもいいと思います、また必要だと思います

世間はお盆休み

カテゴリー美祢就職相談室

今日は誰も来ないよなぁと思っていたら
休みだからちょうどいいと思ってと、相談に来られました
今後のキャリアについてゆっくり話し
有意義な時間だった…と言って帰られました
折角のお盆休み
学生の皆さんは夏休みかな
ゆっくりするのも一息ついたら
美祢就職相談室に来られませんか
明日も通常通りあいてますよ
ここはキャリアコンサルタントが常駐されているんですよねって言われました
なかなかないそうです(笑)
ご利用ください