それは裏切っているのではなく…

先日有識者の方と意見交換をする機会がありました
そのときの意見交換した内容はタイトル!
わかりにくいですよね
一所懸命話しをして
理解を得られたと判断したのに
全く動かない、もしくはその反対の行動をするそういうことです
それは、支援者を無視しているのか、裏切っているのか
どうなんだろう、部下を持たれている上司、支援機関など同じ思いをされた方もいるかもしれません
その時の議論が参考になれば・・・
時代が混沌としていて、家庭環境も複雑になり、会話や対話をする機会が減少し、過敏になっている社会で
足元がグラグラし混乱している若者が多いのではないかというのが今回の意見交換の結果でした
10人いたら8人がこちらが正しいと判断するものを
反対側の判断をしてしまう
なぜエリートが詐欺を・・・なんていうニュースもあったと思います
そこで私たちは何が出来るのでしょうか?
このことについて、即効力のある答えはないのかもしれません
でも裏切ったのではなく混乱しているだけなのかもしれないという視点で捉えると
出来ることも見えてくるのかもしれません

めんどくさい

相談業務でよく聞くのが
「めんどくさい」
つい先日も相談を受けました
仕事以外の業務(5S、ISO、小集団活動など)がめんどくさいので
仕事を変わりたい
気持ちはわかります、仕事だけしたいのに何でこんなこと・・・
私たちの目線からみると、無料でセミナーを受けさせてもらったり勉強できるって
なんてラッキーなんだろうって思うけど
そうそう面倒ですよね
そしてこの意識を変えるのは結構難しいんですよね

脳科学の分野やメンタルヘルスの分野でも「めんどくさいをなくす」とか「めんどくさいに勝つ」とか色々出ていますが、すべて自分がめんどくさいに勝ちたい人!対象なのでなかなか難しいですよね
そしてこのコラムもまとまりなくですが
もしめんどくさいに向き合おうと思ったら
具体的にめんどくささを細分化してみるといいかもしれません
ひとりで整理が難しく成ったら相談室に来てみてくださいね

中高年に耳の痛いお話

私も中高年の真っただ中です
ダニエル・J・レビンソン人生の発達段階・ライフサイクルを四季(人生の四季)になぞらえ4つの発達期があるとし安定期と各発達期の間に5年程度の過渡期が存在すると考えました
そのなかの一つが、「人生なかばの過渡期」そして 「老年への過渡期」 です
人生100年時代になりキャリアコンサルタントには中高年に係るセミナーの案内がたくさん来ます
案内のメールの中に本当に耳の痛い話が・・・
会社からは「いらない」と言われ
国からは「働き続けてくれ」と言われ
板挟みのような状態で働き続ける
この板挟みの中に、相談室でよく聞くのは家族からも「 働き続けてくれ 」と言われるということです
自分の存在が見えない気がしませんか?
世界が急速に変化していく中で「変化しない人々」が課題になってきているということだと思います
耳が痛い・・・・(-_-;)

そこで出てくるのがたくさんのセミナー
「人生100年時代、中高年の効果的キャリア支援に向けて」
「キャリア自立を考えるー中高年のキャリア課題に対する『対話型』支援とは?」
8月9月に向けてしっかり勉強しますよ
ここまでの話しが私のように耳が痛い・・・ってかたは相談室をのぞいてみてください
在職中でももちろんOKですよ
中高年の四ないは
「働かない」
「帰らない」
「話さない」
「変われない」だそうです。そしてこれは本人だけの問題ではないそうです

労働協同組合法について

10月1日から労働者協同組合法がスタートします
労働者が自ら出資し意見を出し合って事業を実施する「労働者協同組合」という法人を設立できるようになる
「自律的に働きたい」
「地域や社会を良くしたい」
労働者協同組合法はそんな願いをかなえるための法律だということです
各地で勉強会やフォーラムが行われています
興味がある方は、勉強してみてはどうでしょうか

所定労働時間と法定労働時間

知っているようで知らないシリーズ
シリーズといっても第1回目?あまり気にしないでください

さて本題に入って、タイトルの二つの労働時間の差が分かりますか?

所定労働時間労働者と会社との間で交わされた契約の中で定められた労働時間」のこと、所定労働時間を6~7時間と短く設定している会社もあります
法定労働時間「法定」とある通り、労働基準法32条で定められた労働時間のことで、原則1日8時間、週40時間の上限を守る

法定時間は法律で定められており、これを超えることはならないということです
これを超えるときには36協定が必要です
36協定は、労働者の過半数の代表と事業所との間で「時間外労働・休日労働に関する協定」を締結し労働基準監督署に提出しなければなりません
36協定によって延長できる労働時間は、原則として 月 45時間 年間360時間となって年間最大6か月までとなっています
まずは関心を持つことから、労働法に慣れていくのはどうでしょうか

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もし…

2021年度「労働安全衛生調査」の結果
メンタルヘルス不調により1か月以上休業した労働者または退職者がいた事業所の割合が10.1%で昨年より0.9%上昇したそうです

もしかしたら、あなたの周りにとてもつらい感情を持っている人がいるかもしれません
そう感じたら、どうしたのって声をかけてあげてください
そして、相手の話しを聞いてあげてください
そのときの注意事項として、下記の態度にならないように注意してください
評価的態度(聴き手の価値基準に照らし合わせて判断)
診断的態度(原因の追究、教示、説得)
支持的態度(同情、慰め)
ストレスを抱えている人が話しやすいように、真正面には座らず、「あなたのことがわかりたい【受容・共感】」ことを伝え話してくれない?と聞いてみてください
また初期段階であれば、話している本人が自分のストレスがどこから来ているのか、何に問題があるのか整理をしてきます。
就業形態に見た強いストレスを感じる事柄の上位3つは
正社員・・・仕事の量、仕事の質、仕事の失敗
パート・・・仕事の量、対人関係、仕事の失敗
契約社員・・・仕事の失敗、対人関係、仕事の量
派遣社員・・・雇用の安定性、仕事の量、仕事の失敗
だそうです
ストレスの事柄によっては対策できることがあるかもしれませんね

育児・介護休業法 改正ポイント

2022年3月の記事にも書きましたが
2022年4月から■育児・介護休業法が改正されています
2022年10月からは
■産後パパ育休(出生時育児休業)の創設
■育児休業の分割取得

が施行されます
今回は10月から施行される法律について書いてみたいと思います
労働政策機関が調査を行ったところ39才以下の男性の8割は育休を取りたいと思っているとの結果になったそうです

産後パパ育休 育休とは別に取得可能令和4年10月から施行
対象期間
取得可能日数
子の出生後8週間以内に
4週間まで取得可能
申出期限原則休業の2週間前まで
分割取得分割して2回取得可能
(初めにまとめて申し出ることが必要)
休業中の就業労使協定を締結している場合に限り、労働者が合意した範囲
で休業中に就業することが可能
育児休業制度 令和4年10月から施行
対象期間
取得可能日数
原則子が1歳
(最長2歳)まで
申出期限 原則1か月前まで
分割取得 分割して2回取得可能
(取得の際にそれぞれ申出)
休業中の就業 原則就業不可
1歳以降の延長育休開始日を柔軟化
1歳以降の再取得特別な事情がある場合に限り再取得可能

上記のイラストは厚生労働省が「改正後の働き方・休み方のイメージ」で提示している資料です
育児休暇給付金制度もあります。育児の大切な期間を時間と愛情をもって関われるといいですね

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働き方改革ってよく聞くけど・・・

働き方改革の基本的な考え方って知っていますか?
働き方改革は、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革です
では実際に働き方改革の関連法にはどのようなものがあるのでしょうか
1,時間外労働の上限規制の導入
(大企業2019年4月、中小企業2020年4月施行)
時間外労働の上限は原則として⽉45時間・年360時間となった
2、年次有給休暇(2019年4月施行)
年次有給休暇の5日以上の取得が義務化された
3、中小企業の月604時間超の残業の割増賃金率引上げ
(中小企業2023年4月1日施行)
4、「フレックスタイム制」の拡充
(2019年4月施行)
フレックスタイム制は、一定の期間についてあらかじめ定めた総労働時間の範囲内で、労働者が⽇々の始業・終業時刻、労働時間を⾃ら決めることのできる制度
これまでのフレックスタイム制は、清算期間の上限が「1か⽉」までとされていたが、法改正によって、清算期間の上限が「3か月」に延⻑され、月をまたいだ労働時間の調整により柔軟な働き方が可能となった
5、「高度プロフェッショナル制度の創設」 (2019年4月施行)
6、産業医・産業保健機能の強化 (2019年4月施行)
7、勤務間インターバル制度導入促進 (2019年4月施行)
退勤から翌日の出勤までのあいだに、一定時間以上の休息時間を確保する制度
勤務間インターバルがおおむね11時間未満」
8、正規雇用労働者と非正規雇用労働の間の不合理な待遇差禁止
(大企業2020年4月施行・中小企業2021年4月施行)
もっと詳しいことを知りたい人は各項目をググってみてください
働き方改革を含む労働法は働くあなたのための法律です
少しづつ興味を持ってみましょう

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内面を磨くこと

美祢市にある、UBE三菱セメント伊佐セメント工場には高い煙突があり
今3本目の煙突が工事中です

私たちから見える外観はすっかりできているように見えますが
煙突内面の工事が行われているようです
私たちもそうなのかもしれません
見た目はすっかり大人になって、完成された大人に見えるかもしれません
しかしながら、職業生活は延長し、雇用されない働き方や副業を選択したり、ボランティアを通して生きがいを見つけたりと、働き方・生き方をめぐる状況は変化し続けています
ひとつの事業所で長期的に働いたとしても時代の変化に合わせ成長していかなければいけません
リカレント教育(在職中はリスキリング)などの学びなおしは生涯継続的に主体的に行っていく必要が
あると思います
梅雨の雨で決意したことが流れてしまわないように
学ぶことはテクニカル(技術面)だけでなくヒューマン(人間力)もあります
様々な講座も助成金(補助金)もあります、考えてみるといいですね