アンガーマネジメント

アンガーマネジメントの講座を行いました
怒りは悪いことではありません
怒ってもいい、後悔しない怒りが大切なのです
怒りがその日の感情によって起こったり
相手の人格を否定したりすることが問題なのです

では、何のために叱るのでしょうか
怒りを感じたときに叱る目的は何でしょうか
コミュニケーション講座でみんなで考えてみました
〇失敗や危険の回避のため
〇相手を思う優しさや、相手を大切に思う気持ちから
〇自分との違い(希望・理解・否定)を伝えるため
〇ダメなことはダメだと判断できるようになってほしいから
〇同じ失敗を繰り返してほしくないから
〇社会に出たときに困らないように
〇自分が間違ったことを理解してほしいから
〇安心を得るため
〇人間関係がスムーズになるため
〇自分と相手の思いのすれ違いを修復するため
等の意見がありました
皆さんはどう思われますか
叱るのは相手のことを思って・・・そしたら感情的にならず明確な基準で伝えられたほうがいいですね

フリーランス・事業者間取引適正化等法

フリーランスが受託した業務に安定的に従事できる環境を整備するための法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)が5月12日に公布されました
この法律は、公布の日から起算して1年6か月を超えない範囲内において政令で定める日に施行することとなっています

フリーランスでも、契約の形式や名称にかかわらず、個々の働き方の実態に基づいて、「労働者」と認められる場合があります

フリーランスで働く人が増えています。本来フリーランスは専門知識やスキルの活用し業務を請け負いますが、契約の形式や指示監督、報酬の在り方によって労働者して認められることがあります
その場合、労働基準法の適用となり労働時間や賃金等に関するルールが適用されます
労働基準法における「労働者性」の判断基準とその具体的な考え方
①「指揮監督下の労働」であること(労働が他人の指揮監督下において行われているか)
②「報酬の労務対償性」があること(報酬が「指揮監督下における労働」の対価として支払われているか)
近年で言えば、新型コロナウイルスの休業補償の際に労働者性がある働き方とそうでない場合などに大きく差が起きました。
フリーランスだが労働者性の認められる働き方をしていないか、確認をしてもいいかもしれませんし交付された法律について学んでみるのも良いのではないでしょうか

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36の質問!覚えていますか

 心理学者のアーサー・アーロン博士によって1997年に発表された『誰とでも親密になれる36の質問』の説明を、私は4月にコラムで取り上げました。おそらく、読んでくださった方もいるのではないでしょうか。
 先日、職業訓練初日のコミュニケーション講座でこの質問を活用してみました。「アイスブレイク」や「聴くこと」への意識を高めることも目的としてありました。時間の制約もあり、幅広い年齢層の参加者がいたため、36の質問のうち約半数を選びました。
 「36個の質問が終わったら、互いの目を見て、4分間黙ってお互いを見つめます」というワークだけは、お互いに握手をしてお礼を伝える形に変更しました。また、座る位置についても、真正面に向かい合わず、斜め向かいに座ることにしました。座る位置については、今度改めて書く予定です。
 何れにしても、『誰とでも親密になれる36の質問』は初対面のワークにはとても適していると感じました 。

jobtag(ジョブタグ)

「職業情報提供サイト(日本版O-NET):jobtag(ジョブタグ)」
ジョブタグと検索したら、ホームページが出てきます
適職検索は、パソコンを使った方が良いかなと思います
職業適性テスト(Gテスト)は、私もやってみましたが、ゲーム感覚でできるうえに、今の職業に近いものが適職として出てきましたよ
「価値観検査」や「職業興味検査」もあり、無料で使えるので試してみる価値ありだと思います
A03-リーフ-JobTag職業情報提供サイトO-NET(簡易版)

応募書類の作成支援について

美祢就職相談室では、応募書類はパソコンで作成しています
具体的には、「ジョブカード作成支援ソフトウェア」を使っています
この「ジョブカード作成支援ソフトウェア」現在はダウンロードできなくなっていますが、ジョブカード作成支援サイトに変更になり、機能としては残っています

さて、あまり話が横道にそれてもいけませんね
応募書類!エクセルでいいんですか?
実は、ジョブカード作成支援ソフトウェアは厚生労働省が提供しているものです。
つまり、手書きでなくても問題ありませんという回答になります

応募書類は訂正印はNGです
一字一句間違えると最初から作成しなければなりません
応募書類の内容より、間違えないことに意識が行ってしまいます
これは良くないと相談室では考えています
応募書類は、自分のことを知るいいツールです
自分が何を大切に働こうとしているのか、強み(長所)は?弱み(短所)は
自分のPRポイントは?
応募書類でしっかり整理しておくことで、面接を乗り切ることが出来ると思っています
最近は職務経歴書を求める事業所が多いですが、職務経歴書を求めない事業所には
履歴書で差別化を図ることが必要ですね
応募書類は自分を整理(自己理解)するツール!
しっかりと整理しておくことで面接での自己アピールがより効果的になると考えられます。

公的年金について

とても身近なのにわかりにくいのが年金の体系
公的年金を図形化してみました

年金

国民年金が1階部分と呼ばれる部分です
2023年度の年金額は月額16,520円
国内在住の、20歳以上、60歳未満の方は国民年金の加入義務があります
いわゆる扶養(扶養の範囲内で働く)の場合、第3号被保険者となり、国民年金が免除されています
厚生年金保険は、2階部分と呼ばれ、勤務期間や、平均給与・賞与によって年金額が決まります
70歳まで保険料が支払えます
厚生年金は会社と労働者で折半します
社会保険加入は拡大しています
現在は従業員101人以上の事業所で下記の条件がマッチするとアルバイトでもパートでも加入します
〇週の所定労働時間が20時間以上
〇月額賃金が、8.8万以上
〇2が月を超える雇用の見込みがある
〇学生ではない
2024年10月1日からは従業員51人以上の事業所が対象となります

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雇用保険加入のメリット

雇用保険=失業手当のみと思っている相談者の方が多いので資料を作成してみました
雇用保険の対象は、次の2つの要件を満たす従業員です
①1週間の所定労働時間が20時間以上であること
②31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること
各々の制度には、加入年数等条件がありますが雇用保険加入でスタート地点に立つことになります
社会保険の加入拡大や最低賃金の上昇もあり、雇用保険加入=社会保険加入の事業所もあります
各種制度について知ってから判断するといいと思います

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これからの時代

土曜日、日曜日と連続でキャリアコンサルタントのセミナーを受講しすっかりキャリコン脳になっています(笑)

土曜日は「未来志向のキャリアコンサルティング~次世代のキャリアコンサルタントを体験してみよう~」
日曜日は「ナラティブ・キャリアカウンセリング」
ナラティブ・キャリアカウンセリングは事前課題に苦労しましたが実に有意義なセミナーでした
人生には小さなストーリーがありその物語は意味を持ち過去から未来へキャリアが構築されていく
セルフワークでは理解できなかったことがセミナーで他者と語ることによってとても理解出来ました
そして今日語りたいのはこれからの時代
これには「ナラティブ」も関連あるんですよ
これからの時代「VUCA時代」を迎えるとキャリアの世界では言われています
VUCAとは、Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性の頭文字から取っており、目まぐるしく変転し、複雑で予測困難な時代という事です
スタンダードがなくなりワークスタイルが更に多様化する
VUCA時代を生きるためにはVUCAスキルが求められると言われています
▶見立てのある調整 ▶意思決定能力 ▶文脈的思考 ▶協働能力
多様な利害関係者と意思疎通し、共感と内省を行いつつすべての関係者と協力してプロジェクトを推進する実務能力
これだけやっていたら正解!がない時代はこれまでの常識を逆さから見る必要がありそうですね

怒りの正体

渡したちを怒らせるものは、「理想」と「現実」とのギャップだと言われています。
自分の「べき」と他者の「べき」は異なるものですし、
世代間でも、「べき」とは立場や環境によっても異なります。
〇子は親の言うことを聞くべき
〇先輩を敬うべき
〇先輩の言うことは聴くべき
〇時間は守るべき
〇AIに頼らないべき
〇あいまいな表現も「べき」の差を生む原因となります(普通するよね、しっかりして、丁寧に)


アンガーマネジメントとは怒りのコントロールです
「怒らないことではありません」
怒る必要のあることは上手に怒る、怒る必要のないことは起こらないようになることです
怒りは防衛反応(身を守るための感情)とも言われています
怒りは感じてもいいし怒ってもいい
ただし怒ること怒らないことの区別ができなことと怒り方が問題なのです

誰しも、強く怒りを感じることはあると思います
そんな時に怒りを切り抜ける方法のひとつに怒りのピークである6秒を切り抜けるというものがあります
6秒を切り抜けるために怒りのレベルを10段階評価することが進められています
脳が点数をつけることに意識を取られて6秒をやり過ごす
6秒過ぎたからと怒りがなくなるわけではありません理性が効くようになるだけです
また怒り(べき)の許容範囲を広げたらどうでしょうか
① 相⼿とまったく同じ「べき」であれば問題は起こらない
② ⾃分の「べき」と少し違うけど「まあいいか」と許せる
③ ⾃分の「べき」とは全く違う許せない
許せる範囲が広がるといいですね

メンタルノイズ

ゴールデンウィークが終わり、長い一週間が終わろうとしていますね。皆さん、5月病には大丈夫でしたか?
特にサービス業に従事されている方は、ようやく休みが取れて、「はぁ、また仕事かぁ」と感じているかもしれませんね。

さて今回のテーマはメンタルノイズ!どのようなものでしょうか?以下に例を挙げてみます。
・「なぜ自分はこんなに失敗ばかりするのだろう?」
・「仕事は完璧でないといけないと思わないといけないんだ」
・「目立たない方が良いな、目立つことなんて自分ではできないよな」
・「自分の感情を出してはいけないんだ」
・「SNSに投稿したいけど、「いいね」がつかなかったら嫌だなぁ」
これらは私たちが抱える「心のくせ」であり、メンタルノイズとして捉えられます。

もしかしたら、これらの例に当てはまる人もいるかもしれませんね。
しかし、心配しないでください。これらは自分に対する厳しい考え方や不安な気持ちから生まれるものであり、全ての人が抱えることがあります。
大切なことは、自分自身を受け入れ、自分に対して優しくなることです。失敗は成長の機会であり、完璧である必要はありません。目立つことや感情を出すことも、自分自身を表現する一部です。

自分のメンタルノイズに気が付くためには客観的に自分を見れるトレーニングをするといいと思います
〇⾊々な解釈ができるように、本を読む、多様な価値観にふれる
〇よく観察する(⾃分の状態、事態を冷静にみる)
〇信頼できる友人や家族、専門家と話し合う
メンタルノイズ(心のくせ)があるという事に気づいた時からスタートできるかもしれませんね