知って役立つ労働法

令和3年版を更新しました

厚生労働省の知って役立つ労働法令和3年版が更新されました
昨年版とほぼ変わっていませんが
フリーランスに対しては具体的に明記されています
「フリーランス」などとして働く場合には、注文主から受けた仕事の完成に対して報酬が支払われるというものなので、注文主の指揮命令を受けない「事業主」として扱われ、労働法の保護を受けることはできませ
基本的には、雇用保険、労災保険や、被用者保険(健康保険・厚生年金保険)の対象になりません。
所得税等については、自分で確定申告をすることが必要です。
フリーランス(「業務委託」や「請負」)などとして働く場合には、「労働者」として働く場合と比べて、労働法の保護などが受けられなかったり、雇用保険、労災保険や、被用者保険(健康保険・厚生年金保険)の対象とならないなど、扱いが大きく異なるため、このような点に十分に注意し、理解した上で、働き方を選択するようにしましょう
そのうえで、「業務委託」や「請負契約」などを締結し、いわゆる「フリーランス」などとして働くことを選択した場合には、上記の注意点などを踏まえ、「事業主」として責任を持ち、注文主との取引や契約におけるトラブルの予防に心がけましょう


個人事業主になるつもりはなかったけど結果的に雇用されていない状態です
でもこの仕事が好きだからそれでいいです
そんな話はよく聞きます
・仕事があっている
・自由な時間で働ける
こんな人は良いですが、雇用関係にしてもらえないと言う事例もあります
働き始める時に選択することは必要だと思います

タグ

美祢ミニ就職面接会

6月9日の美祢ミニ就職面接会は「美祢グランドホテル」と「有限会社 富喜」さんでした
本日11名の参加で、採用担当者は息つく暇もなく面接(説明)をしてくださいました
25歳~65歳まで年齢も幅広く、年代に応じて「生涯現役の働き方」を模索している気がしています

事業所が探している人材と求めている仕事がマッチングするケースがあり
早速ハローワークに紹介状を発行してもらい
そのまま職場見学に行かれました
事業所も就業希望者もWinWinになるこの企画
これからも良い機会になるように模索していきたいと考えています


タグ

マルチサイクル・デザインツールを活用

人生100 年時代を「生き生き」と生きていくための新メソッド

5月27日にこのテーマのセミナーを受講することになっているのですが事前学習のテキストの中に興味深い言葉が入っていました。
これまでは、ワンサイクルの時代!生涯かけてひとつの会社に勤め上げたり、ある仕事に習熟していくことができた
経験を通して「広げる」時期があり、適応し、自身の専門性を「深める」時期へ移行できた

しかし、現在(いま)働く時間は長くなり、一方で、会社の寿命、仕事の寿命は短くなった
これからは、人生の中でいくつもの仕事・会社と付き合っていくマルチサイクルな仕事人生が待ち受けている

これまでのように、自らの仕事人生=キャリアを、会社に委ねている訳にはいかない
多くの人が、知らず知らずのうちに身につけている自分流の『変わり方』。
それに気づけば、長寿の時代、変化の時代を、きっと「生き生き」と生きていくことができるはずです。

人生100年時代。

事前課題の私の「 キャリア曲線ワークシート 」です。【小さく小さく表示(笑)】
働きだしてどんな変化がありどこで自分が変わってきたのか客観的に見ることができますね
これをもとにさらに深めるのですが、良いツールだと思います。フィードバックできるようにしっかり勉強してきます

3つの「きく」の違いについて

コミュニケーションの基本は「きくこと」これはみなさん知っていますよね
マスコミでもよく言ってる
私はきき上手ですと自負している人も多いと思います
実はこの「きく」3つあるのを知っていますか

1、聞 く
な~んとなく聞く、音が入ってくる
耳に入ってきた言葉を認識する
雨音を聞く、物音を聞く、自分を呼ぶ声を聞く
こんな時に使うので「受動的」と呼ばれます
2、聴 く
傾聴が大事です!
コミュニケーションの世界では、この聴くが大事ですよ!!!
私もたくさん言われてきたし沢山言ってきました
特徴は「きく」に心が入っているところです
分解すると、十の目と心になります
「十の目と心」で聴く
相手の伝えたいこと、考えていること、思いを理解しようと耳を傾ける事です
3、訊 く
これは尋ねる事です
自分が訊きたいこと、質問、興味関心のあることを訊く
聴くとは反対方向にある訊くです
相談に行くときは「訊く」ことが多いかもしれませんね

コミュニケーションの練習では「聞かない聞き方」のワークがあります
ワークをする時には、こんなこと、私絶対してないって言うけど
案外やっています
仕事をしている時に部下に話しかけられたら、顔も上げずに聞く
「うん、うん」って生返事をしているけど意識を向けずに聞く
まぁ流した方がいいこともありますが(笑)
聞く・聴く・訊く」3つのきくを理解して、良いコミュニケーションをとってくださいね


応募書類について

ここ最近、このHPから履歴書のダウンロードや履歴書の書き方のダウンロードが増えてきました
履歴書ジェネレーター(http://shushokumine.com/fill-out)を活用されている方も多いかと思いますが
応募書類について少し記入したいと思います
応募書類とは「この事業所で働きたい」と意思決定した時に自分をPRするために作成する書類です
履歴書が一般的ですが最近は職務経歴書を求める事業所も増えてきました
履歴書はJISサイズが標準となっています、つまりはAサイズ
美祢就職相談室に来室される相談者がBサイズの履歴書を持参されることが結構多くありますが
応募書類はA4(2枚)かA3を利用しましょう

履歴書の書き方についてはhttp://shushokumine.com/wp-content/themes/wp_mini/assets/data/rireki02.pdf
こちらに詳しく載せて言いますし
履歴書ジェネレーターを活用すると説明文も出てきますよ
履歴書は、パソコンを用いていいの?と言う質問も良くあります
昔は履歴書は手書きでないといけないと言われてきました
しかし私は思います、手書きの履歴書の修正(二重線等)は認められません
最後まで書いて誤字等あると頭から書き直さないといけません
そこに労力を使うより、内容を検討した方が良い!!
厚生労働省が作成した「ジョブカードソフト」も履歴書はエクセルで出てくるようになっています
対面の採用試験が少なくなっていることもあり、書類選考の率が非常に多くなってきました。
自分より先に事業所に届く応募書類、なぜこの会社に行きたいのか、自分の価値観はどこにあるのか
長所や短所、持っている資格、強みとうしっかり整理して作成しましょう

つながり指標

厚労省「共生や孤立対策に新指標」

今朝新聞を見ていると気になる記事があった
つながり指標は新事業の評価手法のひとつで対象者に継続的に関わる「伴走型」の支援を充実させるのが目的とのこと介護福祉施設の職員や自宅を訪問する自治体のケースワーカーなど事業を担う人が話を聞き本人とともに数値1~4で数値化するらしい
福祉サイドなので「労働」関連ではないかもしれないが
同じように相談事業をする立場で考えると、相談を聞いた後じゃあ何点?っていうのはすごく難しい気がする
どちらにしても相談者と信頼関係が構築できるかが大切
「つながり指標」の項目だけ見るとどれもとても大切な項目なのでHPを読まれる皆様にもお伝えしたいと思います

①意欲就労やボランティア活動、趣味、生活全般の意欲
②自己肯定感「自分のことを否定的に話す」「自分のいい点を挙げることができる」など
③対人関係「相手の話を聞くことが出来ない」「集団で相手に配慮した言動が出来る」など
④社会参加「社会と接点を持たず、外出もままならない」「定期的に会う人と場がある」など
⑤相談困ったときに相談できる人や支援機関があるかどうか

②自己肯定感、③対人関係 この二つは日本人が苦手な項目です

これまでも記事に書いてきましたが
自己肯定感はトレーニングで克服できますよ
出来ないから駄目じゃなくて、対人関係と合わせて自己肯定感を高めていけるといいですね

HPを見てきました

初めての経験でした
このHPをリニューアルして以降平均的に1か月あたり3万5千件から4万件のアクセス数となっています
少しでも届きますようにと、出来るだけ毎日更新して来ましたが
相談に来てくれた人が、ここのHPに書いてあった応募前職場見学っていいんですかと質問をしてくれました
本当にうれしかったです

応募前職場見学にはメリットが沢山あります
注意点としては、応募前職場見学に行くことの目標をどこに置くのか明確である事
美祢市内の多くの事業所が応募前職場見学に協力をしてくれます
コロナ禍であっても、出来ることを見つけて対応してくださいます
事業所に聞きたいことも明確でない
興味もそんなにない、ちょっと見てもいいかなと思った
これでは協力して下さる事業所に申し訳ないですね
職場見学に行く前のカウンセリングでこの辺りは明確にしますし
勿論キャリアコンサルタントが同行します
そんな話をしました

応募書類で増えてきた職務経歴書についても質問を受けました
美祢就職相談室ではジョブカードを活用しています
ジョブカードの良さは自己の棚卸をすることで強みに気が付き弱みの対策ができる事です
ジョブカード作成の過程で応募書類の作成もできます
興味のある方は相談くださいね

厚生労働省キャリア形成支援室長が語る「はたらく変化」×「キャリア支援者」

4月20日にオンラインセミナーを受講しました
様々な内容があるのですが私たちキャリアコンサルタント向けたセミナーですので
割愛し見て下さる皆様に関係する項目のみお伝えしようと思います

コロナは「はたらく」に何をもたらしたか?

「負」の側面不透明感・閉塞感
「前向きな変化」の側面「働き方」「働くこと」の意識・行動に変化
個人も企業も社会も・・・

とても厳しい話ですが、ステイホームの期間、リモートの長引いたこの期間
個人が企業が何を努力したのか何を変えようと思ったのか何を学んだのか
「コロナ禍の期間の変化」に対応できたか・・・このような話でした
コロナ以前と全く同じ意識の人は少ないと思います
これは人と比較しなさいと言う話ではありません、自分の歩みで考えていくことは大切だと思います

「はたらく」を取り巻く状況の変化

コロナ禍▶職業キャリアにゆらぎ(キャリア観・行動)
人生100年時代働き方改革▶職業人生が長期化、働き方の選択肢が多様化
DX加速化等の社会変化▶必要な職業能力が変化

生涯現役で働くためにもエンプロイアビリティ(雇用されうる能力)を身に着けていく必要があります
もちろん雇用されない働き方(起業・個人事業主等)の選択もあります
何れにしても自分で目的を見つけこの不安定な時代に自分の軸足を見つけられると良いと思います
身近なキャリアコンサルタントも情報を持っていますよ
自分のキャリアに迷ったら相談してみてくださいね

それダメです!

就業規則は従業員の見れるところへ

デジタル化が推奨され、ペーパレスになっているのは理解できますが
就業規則は例外です
労働基準法第106条
就業規則は、掲示したり配布したりして、労働者がいつでも内容がわかるようにしておかなければならないことになっています

就業規則がたびたび改訂されるので電子データで見れるようにすることは仕方ないと思いますが
全ての従業員が見れることが大切です
デジタル化で大切なものが見えなくならないように配慮が必要です

タグ