学ぶ意欲!

先日お伝えした「仕事で活用できるパソコン講座」お申し込み開始から3日間で定員の倍を超えるお申し込み・・・いいことなんだけど あ~困った
今回の講座は「パソコン活用編」ということで、普段の講座よりも 少し難しめの内容 からスタートします
さて、問題はここから。
定員をどこまで増やすべきか……?うーん、悩ましいところです。
そして、現在届いている申込データを眺めていると、私の“癖”がむくむく。
気づけば、つい 集計し始めてしまう のです。

申込データを集計してみると、36%が60代以上
さらにそのうち 75%の方が現在も就業中 でした。
いまや「65歳までの就業」は一般的になりつつありますが、
それでも “与えられた仕事をこなすだけ” ではなく
「学んで、さらにスキルを伸ばそう!」と考えて申し込まれている姿勢には本当に感服します。
年齢に関係なく、学ぶ意欲を持った方々がこんなにも多い——

受講動機・学びたいこと(任意)を分析すると以下の傾向が見えてきました
最も多いのは「業務効率化」
★次に 「AI活用」への関心が急増
★60代以上でも「AIを学びたい」ニーズが多い
★基礎だけでなく「実務で使える技」を求める声が中心

集計して傾向も見えてきて、「なるほど〜」なんて思っていたのですが……
いま本当に考えないといけないのは “定員をどうするか” という問題でした。
分析している場合ではない状況です(笑)
・講座の内容は難しめ
・人数が増ええると個別フォローも困難
・データを見るほど「みんな受け入れたい!」という気持ちも強くなる
うーん 現実的な判断のはざまで揺れています。

JTCはデメリットなのか?

カテゴリー美祢就職相談室

今日の日経新聞に、二つの記事が出ていました
・さよなら会社任せ人事 ジョブ型時代、あなたは自分らしいキャリアどう築く?
・さよならJTC 増える30代の転職
いずれもさよなら、日本型雇用の記事です
JTCとは「ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー」日本の伝統的な会社、年功序列や終身雇用に代表される日本型雇用のことです

2日前に、「~仕事の意味と尊厳~」というコラムを書きました
確かに社会は自律型キャリアになって行っているのですが、「キャリア自律」をさかんに強調することで苦しむ人はいないのか?
ここにあたるのです。
業界によっては、日本型雇用のいいところを残していってもいいのではないでしょうか
同期コミュニティーで人材の定着率を高めながら、OJT(職場内訓練)と座学で人材を育成していく
これは、すべて悪い方向ばかりなのでしょうか、日常関わっている相談者みていると「尊厳」という言葉が付きまといます
勿論キャリア自律大切です
離職しても働き続ける能力を自ら築いていく必要はあります。それはもう仕方がないことだと思います
だからといって、すべての人がそれに対応できるわけではないのです
社会参画することが大切な人もいます
日本型雇用の良きところ、そこにも足跡を残しつつキャリア形成することはもはや困難なのでしょうか?

チーム

カテゴリー美祢就職相談室

久しぶりに江戸に勉強に行ってきました
採用等で事業所がよく使用されている「内田クレペリン検査」この評価について学びたくて、✈飛行機でお江戸へ
やはり対面研修は面白い、オンラインは移動しなくていいし、休憩時間は音声も画像もオフにしているけど、対面はこの休憩時間を含めて実に有意義!これもチーム
「内田クレペリン検査」をセミナーで体感し、見方や検査からわかることも学び非常に充実した研修でした。

戻って昨日は、ケース会議でした
本人、ハローワーク宇部、ナカポツ、相談支援センター、そして美祢就職相談室
就労の立場から、生活支援の立場から本当に有意義な会議が出来ました
「チーム力!」それぞれの強みを生かして支援をする!すごくいい時間でした

そして、今日は「美祢青嶺高等学校キャリアガイダンス」。
事業所と高校生が対話を通じて深めていく時間。
行政・学校・事業所、そして美祢就職相談室がチームとなり、未来を担う高校生にとってより良い学びと出会いの機会を創出する。
「チームプロジェクト」高校生キャリアガイダンスは、種まき事業です。
行政が、学校が、事業所が、そして高校生が――それぞれの立場で気付き、感じ、小さな一歩を踏み出すためのきっかけを育む場。

「チーム」+「つなぐ」
つなぐことで相乗効果が生まれる。今日が、そんな日になるように。
そんな想いを込めて。

日本の就業者の”ハリネズミ的”キャリア戦略?

2040年の「働く」を考えるプロジェクトの2回目のオンラインセミナーを受講しました
2040年の未来予測調査の結果、キャリアコンサルタントは一般の就業者より変化に敏感で2040年によりダイナミックに変化するという見通しを持つ。そして全体的にはやや「悲観的」でもある。
という結果が出ています、そして一般就業者は「のんびり」「楽観的」に考えていることが多い
その評価のもととなっているのか以下のグラフです

確かに情報もより多く入ってきますし、事業所の話しや実際に採用の困難に出会うことも多いから、将来を悲観的に見ることはある意味仕方ないのかなと思います
次に一般就業者の未来に対する備え・対応については以下のような調査結果が出ています

・リスクに対しての防衛的な態度
 健康に気を配り、貯金・投資でお金の備えをし、無理のない範囲で趣味を持つ、つながりを「保つ」
・資格や高いスキルを身につける、勉強する、副業をするといった拡張的な行動への意思が弱い
このような結果から「日本の就業者の”ハリネズミ的”キャリア戦略」と銘打たれていました

・リスクに対して針を逆立てて丸まる防御特化型
・繁殖期以外はほぼ単独で過ごし、縄張り意識も強め
・他の個体との関わりは薄く、コミュニティを形成することはない
一人で身を守ることに長けているが、協働や挑戦には弱い
どうでしょう?あなたもハリネズミですか?
大切なのはキャリアの対話のようです!まず身近な人に話してみませんか

10月になりました

カテゴリー美祢就職相談室

早いものですね

今年もあと3か月です暑い暑いと言っていたら急に寒くなって毛布を引っ張り出してきました10月は美祢就職相談室は大きなイベントを抱えています10月22日は、若手社員と若手社員の育成及び管理者を対象に~仕事が続く・人とつながるちょうどいい関係を考える~セミナーを実施します初めての試みなので、ワクワクドキドキしています日経新聞には「役員会議にもAI それでも人にしかできない仕事って?」という記事の掲載がありました最終的に整理されたのは「残るのは人と人との関わり」であるという点でした。まさにぴったりのセミナーだとかんがえております

10月29日は、コロナ禍でも一度も中止することのなかった美祢青嶺高等学校でのキャリアガイダンスです
もう8回目になります、毎年少しづつブラッシュアップして企画しています
事業所と生徒の皆さんが、リアルにどんなことを感じてくれるのか
双方にどんな学びがあるのが、楽しみです

今年の夏は暑く、そしてとても忙しい夏でした
10月の2つのイベントで一段落となります
精一杯頑張ろうと思います

静かな退職…

カテゴリー美祢就職相談室

エン・ジャパン株式会社が運営する人事・採用担当者向け情報サイト『人事のミカタ』上で、企業の人事担当者を対象に「静かな退職」についてアンケート調査を行ない、212社から回答を得たそうです

静かな退職とは仕事への熱意が薄れた従業員が、必要最低限の業務にしか携わらない状態

調査結果 詳細
5社に1社が「静かな退職」状態の社員がいると回答。300名以上の企業は90%以上が「いる」もしくは「いる可能性がある」と回答されています
ではなぜ「静かな退職」に至ったのでしょうか
アンケートでは、その理由として以下のような結果が示されました。

・プライベート重視になった(30%)
・ある程度の出世、昇給に満足した(25%)
・チャレンジングな仕事業務を任されなかった(22%)
・特にない、わからない(26%)
となっています

「楽しんで仕事をしている」「新たな挑戦にワクワクする」「仕事の成功が自分の人生に影響を与える」
そんなふうに前向きに働いている人は、実はそれほど多くないのかもしれません。
けれども、人生において「仕事に費やす時間」はとても大きな割合を占めます。
どのような仕事に就いていたとしても、そこには必ず学び気づき考える機会があるはずです。

少しでも自分なりの意味や楽しさを見つけられたなら、日々の仕事も少し違って見えてくるのではないでしょうか。

「いぬ」って知っていますか?

カテゴリー美祢就職相談室

犬、イヌ、いぬ
そりゃ知っていますよ
「いぬ」でしょ!我が家も飼っていますよ
子どもみたいなものです
いろんな声が聞こえてきそうですね
昨日受講したグループダイナミックス(集団力学)の講座の一場面です

ことばは、
みんな知っている
だから通じる
だけど本当は知らない
それが「ことば」

例えば幼少期に犬にかまれたことのある人

その人にとっては「犬=怖い」イメージですよね
逆に友達のように家族のように犬と育ってきた人

犬と聞くと笑顔になる
育ってきた環境、経緯などで「言葉の持つ意味」は変わってきます
しかしながら、安全・危機管理・コミュニケーションにおいては
ことばの持つ意味に齟齬が出てはいけないんです
「ことば」は思った通りには通じない!
楽観的不可知論【楽観主義(物事が良い方向に進むと信じること)が、実際には不利益をもたらす可能性がある】ということを認識しておく必要がありそうです
画像は、AIが作成してくれました
これについては楽観主義です。(〃艸〃)

VUCAの時代

カテゴリー美祢就職相談室

先日読んだ資料に、「私たちキャリアコンサルタントは、時代を先読みしすぎる傾向がある」と書かれていました。確かに、日々届くキャリアに関するさまざまな資料に目を通し、多くの事業所の方とお話しする機会も多いため、自然と将来を見通そうとする姿勢が強くなるのかもしれません。
その結果として、必要以上に将来を不安視してしまう傾向もあるのだと思います。
正しく恐れ、正しく伝えることが大切なのだと思います
このコラムにも何度も書きましたが、今は「VUCA」の時代と言われます
VUCAとは、次の4つの英単語の頭文字をとったものです
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性
Ambiguity(曖昧性)
つまり、私たちが生きるこの時代は「何が起きるかわからない」「昨日の常識が明日の非常識になる」ことが当たり前になっているのです。

だから私はやっぱり今日も伝えました
会社に依存する時代ではなく、あくまで自分軸でいく
どのような選択をしても、そこで学んだことを次のステップで生かせるよう
努力し、自己研鑽をする必要性「就社」ではなく「就職」
どれほど社会が変化しようとも、自分の力で働き続けられるスキルと、変化にしなやかに対応できる適応力。それこそが、これからの時代に求められる力だと思います。

2040年の考えるプロジェクト

カテゴリー美祢就職相談室
特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会より「2040年の働くを考えるプロジェクト」の報告書が届きました
本プロジェクトは、2023年12月に発足し、有識者による研究会とキャリアコンサルタントを中心
としたワークショップを軸に、約1年半にわたって活動を続けられたものです
報告書自体は36ページにも及ぶのですがその中の一部をご紹介したいと思います

2040年の「働く」を取り巻く環境

出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 主幹研究員 古野 庸一(ふるの よういち)

①徹底的な機械化/自動化
自動運転や倉庫作業での機械化は、運輸業界の人手不足解消につながると思われる。同様に、建設現場、生産現場、接客現場での自動化は、進んでいくと考えられる
②ワーキッシュアクトという選択肢
ワーキッシュアクト(Workish act)とは、リクルートワークス研究所の造語で、本業の仕事以外で、社会に対して何らか貢献している活動である。具体的には、副業、兼業、プロボノ(仕事で培った専門的なスキルや知識を無償で提供)、地域活動、ボランティア活動を指す。リクルートワークス研究所が調査を行ったところ、現在でも、20~69歳の約4分の1がいずれかの活動を行っている。フルタイムではないものの、そのような活動が広がっていけば、人手不足の解消につながっていく。
③シニアの小さな活動
前述したように、今後、高齢者は増える。高齢であったとしても無理なく社会とつながり、貢献できることに喜びを感じるシニアも多いと考えられる。そうはいっても、現役時代と同じようなペースで働くのは難しいので、小さな仕事を行うことが現実的であると考えられる。ワーキッシュアクトと同様、
シニアの小さな仕事によって、人手不足の解消をうながす。
④企業内のムダをなくす
労働供給に制約があれば、企業内でムダな業務を減らすことが人手不足の解消につながる。同研究所の調査によると、全業務の30%以上がムダであると回答した人が2割強いることがわかった。
人口動態とそれに対する動きを考えていくと、働く人にとっては、以下のような影響があると思われる。
・個人の都合に合わせた働き方が増えていき、職場に不満があれば、他社へ転職することが加速
・機械化によって、今まで人が行っていた仕事は、なくなることや変わることが当たり前になる、変化していく仕事に対して柔軟に対応していくこととその仕事をする際の意味合いを考えていくことが求められる。
・ワーキッシュアクトやシニアの小さな仕事は、人によっては仕事観が変わる活動である、人によっては仕事とプライベートの境目が変わる
・労働供給が制約されていれば、生活インフラも危うくなる。自分たちの生活インフラは自分たちで守る意識が求められる。セルフレジのように自分で仕事の肩代わりをすることになる。ここでも、仕事とプライベートの境が曖昧になる。

さぁこの文章を読んであなたはどう思ったでしょう
そうだよね!と共感したか
そんなことないよ!と考えたか・・・・・
そのうえであなたは今後どう生きますか、どう働きますか

キャリアコンサルタント

カテゴリー美祢就職相談室

今日の「メールマガジン労働情報」に『キャリアコンサルティングの有用度及びニーズに関する調査』の結果が出ていました
キャリアコンサルティングを受けたことのある、概ね50%の人は今後もキャリアコンサルティングを受けたいと考えているようですが、キャリアコンサルティング未経験者については、概ね15%しか相談を受けてみたいと考えていないそうです
やっぱり経験しないとわからないですよね

私は、キャリアコンサルタントの仕事は、 他者の人生の“伴奏支援”だと考えています
たとえば、転職の不安を口にしながらも、実は自分の価値観が揺れていることに気づいていないかもしれません。再就職を目指していても、自信を失って一歩が踏み出せないこともあります。
そうした心の揺れに耳を傾け、「本当はどうしたいのか?」「何が大切にしたいのか」「価値観はどこなのか」を一緒に考える。それが私たちの大切な役割です。
私たちが、あなたの人生の主旋律を弾くことはありません、相談者の人生を支える裏方の仕事ですから

だから身近なキャリアコンサルタントに相談をしてみてはいかがでしょうか
長期休暇はいい機会かもしれませんね