答えのないもの
私たちの仕事はいつも、答えのないものに向かって一所懸命になっているんだと思います
答えを出すのは、支援する側ではなく、いつも支援される側が持っているから
またこの感覚を忘れてはいけないんだといつも思っています
美祢青嶺高校から生徒のアンケートが帰ってきました
まだ集計をし切れていませんが、選択式の回答のみ集計してみました
ガイダンスで意識したこと、自分が成長したと思う項目すべてに〇をつけてくださいという問いに対する回答です
今年と昨年で一番変更があったのは、「主体的にガイダンスに参加した」を多くの生徒が選択してくれたことです
ガイダンスまでに事前学習の時間を設定くださった学校、協力してくださった多くの関係者
すべては生徒の将来にとって実りあるガイダンスになることを目指してきました
これにすべての答えがあるとは思いませんが、やはりうれしい思いがしました
来年以降どのような形で事業が進められていくかはまだわかりませんが、いい形にしていけるといいと思っています

2022年度

2021年度
自信
親御さんから相談を受けていた20代女性の支援方法の件で関係機関へ同行しました
このままでは親子共につぶれてしまいそうな気がしていたので早急に動きました
その帰り道…
親御さんに「いろんな人と旨く関われていいですね、私は人間関係が苦手です」
と言われました・・・・・・
これ実はよく言われます
・・・でいいですね
・・・でうらやましいです
もしそう思われていたとしたら
私がいろんな人の力を借りることができるのは、自分に自信がないからです
逆に言えば自信のない自分を認めることが出来るようになったから
「これがベストかな」と思うことがあっても
「これしかない」って思える自信がない
だから多くの人を巻き込んで、多くの人の力を借ります
そのことで知恵が2倍・3倍にもなります
★★★★★
もし今自分に自信がないと悩んでいる人がいたら、それは長所だと思います
素直に周りの力を借りればいいからです
そして自分の周りの些細なことに気づいてみてください
八方ふさがりだと思っていても、きっと身近に些細な幸せがありますよ
それに気づくことから始められると良いいと思います
調整する仕事

仕事がうまく回らない!トラブルばかり起こるときには
『調整すること』について考えてみたらどうでしょうか
仕事をするうえで、一人で完結する仕事はほぼないと思います
誰かから依頼されて誰かにアウトプットをする必要があります
そして人が絡む以上、そこには様々な利害関係が存在するため調整が必須になります
機械的に、クラウドで情報を共有する、社内サーバーで情報を共有することはできると思いますが
それは情報共有であって調整ではありません
調整を上手くするためには相手の考えや利害を聞き出し、内容を分析したうえで自分の考えを伝えて妥協点を探る必要があります
調整の仕事で得られるスキル以下の通りだと言われています
★傾聴力
★分析力
★プレゼンテーション力
★折衝力
★根気
ではどうすれば社内調整がうまく行くようになるのでしょうか
★キーパーソンを見つける
★相談ベースで相手の考えを聞き出す
★Win-Winの関係を目指して妥協点を探る
★情報共有は迅速かつこまめに
★上司をうまく使う
学生時代にできることがあるでしょうか
出来るだけたくさんの人と会話をしましょう
子どものころであれば
言い争ったり喧嘩して仲直りまでがワンセットかも
子どものころからたくさんの経験を積んでいたほうが良いと思います
11月は「人材開発促進月間」です
「人材開発促進月間」と「技能の日」について
昭和45年11月に「技能五輪国際大会」がアジアで初めて日本で開催されたことを記念して、11月を「人材開発促進月間」、開会式が行われた11月10日を「技能の日」と定めているそうです
厚生労働省から スキルアップを 目指す労働者や 、 人材開発を進める事業主に対する支援策をまとめたリーフレットが公表されています
スキルアップを 目指す労働者 向けリーフレット
「あなたのスキルアップやキャリア形成を支援します!」人材開発を進める事業主に対する支援策 をまとめたリーフレット
「『人材開発支援策』のご案内自分に合ったスキルアップ見つかりましたか
異業種交流会
高校生キャリアガイダンス終了後に行われた異業種交流会
昨年から講師を招聘しテーマに基づいて交流をしてもらっています
今年度は山口大学から佐野先生を講師に招聘しました
佐野先生は哲学を専攻されています
今年のテーマは「何のために人は学び、働き、生きるのか」でした
普段忙しさに忙殺され、すぐに答えを求められている事業所の皆様に、何故このようなテーマで考えてもらうのでしょうか
事業所の皆様は戸惑われている方も多いかと思います
異業種交流会終了後、佐野先生から頂いたメールは下記のような内容がありました
「不安、孤独、無意味が現代人の心の中で次第に大きなものになっているように感じています、技術革新に基づく経済的繁栄一元論の陰であらゆる人間的価値が疑わしいものとなり、まったく先が見えない世の中になりつつあるように見えます」
高校生キャリアガイダンスにしても異業種交流会にしても
大切なのは「人」「人が育つこと」「人に気づきがあること」だと考えています
私たちは考えることができます
私たちは伝えることができます
私たちは隣の人と協働することができます
1年に1回くらい大きなテーマを考えてもいいですかね?
来年はどのような形になるのでしょうか
ジョブカード制度について
ジョブカードはこれまでの自分とこれからの自分のを見つけるために適したツールです
作成したジョブカードを使って応募書類の基本形まで作成することができます
キャリアコンサルタントの講習会でジョブカードオンライン化され活用しやすくなるというのはたびたび聞いてきましたがついにできたようです
https://www.job-card.mhlw.go.jp/
就職相談室では積極的にジョブカードを活用しています
ジョブ・カード作成支援ソフトウェアをダウンロードしていますのでそのツールを用いて応募書類まで作成します
就職相談室がジョブカードを活用しているのには理由があります
①職歴を振り返りやすい
これまでどのような職業についてきたかまたそこで何を得てきたか整理することができます
日本人は自分のことを認めるのが苦手ですが、思い出しながら必ず埋めてもらっています
②応募書類がエクセルで排出される
昔は、履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンでと言われてきました
今もそうされている支援機関は多いと思います
手書きだと一言一句書き間違えないということに神経がとられ、内容に拘ることが難しくなります
一字でも間違えたら初めから書き直しですから
③応募書類を自分の強みに合わせてカスタマイズできる
エクセルで排出されるので相談者に合わせて構成を変えることができます
④面接に活かせる
ジョブカードで今の自分をしっかり落とし込めていると面接できちんと話すことができます
ただ私はジョブカード作成には支援があったほうがいいと思っています
就職相談室に来室されてもいいですし
ハローワーク・サポステなどの機関でも支援してもらえると思います
是非チャレンジしてみてください
山口新聞に掲載されました
第5回高校生キャリアガイダンス
第5回高校生キャリアガイダンスが本日美祢青嶺高等学校において開催されました
詳細につきましては、生徒のアンケートや事業所のアンケートを集計後改めて皆さんにお伝えしたいと思います
高校生ガイダンス終了後開催した異業種交流会では
児童・学生・生徒は何のために学ぶのかという問いに対し
・親に言われるから
・可能性に挑戦するため
・楽しい(自分の興味のあるもの)と思うから学ぶなどの意見が出ていました
さて今日高校生は何を感じ!何を学び!それは何のために学んだのでしょうか!
アンケートの中に答えを探したいと思っています
美祢青嶺高等学校の皆様、事業所の皆様本当にありがとうございました
事業運営者としては、これからまた研鑽していきたいと思います
明日は高校生キャリアガイダンス
10月26日(水曜日)いよいよ明日
高校生キャリアガイダンスが開催されます
事業所・学校の協力があってこそ開催できる行事です
日曜日にキャリアコンサルタントの目指すべき姿の中で
中学生や高校生と地域の事業所を連携させガイダンスなどの提案を行うとありました
それを思うとこの小さい美祢市で、高校生キャリアガイダンスが開催できることは画期的だと思っています
世代間のコミュニケーションがさまざまな場面で問題とされています
それに追い打ちをかけた新型コロナウイルス
先日大学生と対話した時に、大学時代はあきらめることを学んだその結果自己肯定感が下がったといっていました
昭和の時代のように、地域で子供を育てることも社会情勢から困難になっています
そういった背景も踏まえて、大人と高校生が対話をするこのガイダンスには多くの意味があると思っています
今年で5回目になり、課題も出てきました
しかしながらコロナ禍のこの数年継続してやってこれたのは多くの人の協力があったから、これには感謝しかありません
明日のガイダンスが良いものになるように心を込めて取り組みたいと思います