調整する仕事

仕事がうまく回らない!トラブルばかり起こるときには
『調整すること』について考えてみたらどうでしょうか
仕事をするうえで、一人で完結する仕事はほぼないと思います
誰かから依頼されて誰かにアウトプットをする必要があります
そして人が絡む以上、そこには様々な利害関係が存在するため調整が必須になります
機械的に、クラウドで情報を共有する、社内サーバーで情報を共有することはできると思いますが
それは情報共有であって調整ではありません
調整を上手くするためには相手の考えや利害を聞き出し、内容を分析したうえで自分の考えを伝えて妥協点を探る必要があります
調整の仕事で得られるスキル以下の通りだと言われています
★傾聴力
★分析力
★プレゼンテーション力
★折衝力
★根気
ではどうすれば社内調整がうまく行くようになるのでしょうか
★キーパーソンを見つける
★相談ベースで相手の考えを聞き出す
★Win-Winの関係を目指して妥協点を探る
★情報共有は迅速かつこまめに
★上司をうまく使う
学生時代にできることがあるでしょうか
出来るだけたくさんの人と会話をしましょう
子どものころであれば
言い争ったり喧嘩して仲直りまでがワンセットかも
子どものころからたくさんの経験を積んでいたほうが良いと思います

対話の重要性

『対話型支援』について学んだことを共有したいと思います
対話=対『聴』
このホームページでも何度となく書いてきた「きく」こと
「きく」には以下のバリエーションがあるそうです
1、きいていない
2、きいているようで、きいていない
3、ちゃんと⽿を傾ける
 ・ 判断しながら「聞く」
 ・ 判断を留保しながら「聴く」
 ・その他・・・
「聞く」と「 聴く 」

「きく」に判定が入ると「聞く」になる!
事例をあげると
「やっぱり⼦どもには⼩さい頃から英語を学ばせるべきですよね!」
と話しかけられたときに、
「聞く」は「そうですよね、私もそう思います」と「私も!」と強い共感か、否定
「聴く」は「そういうお考えなんですね。そう思った背景を教えてください」と「なるほど!」という「弱い共感」

ではあらためて「対話」とはなんでしょう
一橋大学大学院特任教授 伊藤氏は
「対話と会話は異なります。会話が価値観の共有を前提としているのに対し対話は価値観が異なるかもしれないことが前提です」と言われています
⽇本アスペン研究所の著書には
会話は、「そうそう!同じ同じー!」の共感ベース
対話は、相⼿と価値観が違うことを前提に語り合い、⾃分⾃⾝の考えや価値観への理解を深めることに向かうもの
と言われています
なぁんとなくわかりますか
まだまだ書きたいことがたくさんあるので、改めて共有します

叱るのは何のため?

叱ると怒るの違いが判りますか?
「怒る」とは怒る側の感情をぶつけること
「叱る」とは相手へのアドバイスだと言われています
怒っていませんか?きちんと叱れていますか?

「何のために叱るのか?」というワークショップをしたところ下記の意見が出てきました
〇相手を思って、優しく正すため
〇相手の行動の良くないところを指摘し、その行動により不快感を抱く人を増やさないため
〇共感してほしいから
〇命とか大事なものを守るため
〇同じことを繰り返さないように
〇間違えていることに気づき正しくするため
〇相手に対する善意

お盆の時期、長期休暇を取っている方も多いかと思います
この機会に自分の怒り方(叱り方)を見つめてみるのもいいかもしれません

関心を持つ重要性

4月9日、16日と全16時間コースで「メンタルヘルス」についてのセミナーを受けているのですが
1回目のセミナーの後2回目までのセミナーの間にホームワーク!つまり宿題がありまして
それが、「ツレが鬱になりまして」の動画を見て意見交換のための整理をすること

実は私この映画が好きでこれまで2回もみているので、もう見なくてもいいやと思っていたのですが・・・
いざ意見交換の資料を整理しようとすると何も書けない

それで慌てて再度視聴し無事資料は完成?ほっとしました
つまりは何が言いたいかというと
流して見ていたり、流して話を聞いてたりすると心に刻まれないということ
こう言うことって、コミュニケーションのシーンでもありますよね
今話しかけてきた相手は、真剣に話しを聞いてほしいと思っているかもしれない
ちゃんと目を見て心に刻んでくださいね
そして、何をどうしたらいいのか一緒に考えて下さいね

「ツレがうつになりまして」、興味のある人は、一度ご覧ください
周りにも同じように悩んでいる人いるかもしれません

社会人基礎力について

新入社員のみなさん
まだ研修の真っただ中ですか
それとももう業務が始まっていますか
突然の環境の変化で戸惑うことも多いと思います
長い職業人生の第一歩ですね

これまでこのホームページで幾度となく出ているマルチステージの人生
長寿化と長期化する職業人生を書いてきました
社会の在り方の変容とともに、社会人基礎力はますます重要になってきたと言われています
社会人基礎力とは
〇前に踏み出す力・・・一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力
〇考え抜く力・・・他人に働きかけ巻き込む力
〇チームで働く力・・・目的を設定し確実に行動する力

詳しく知りたい人は、以前にこのホームページで書いているので、検索ボックスで「社会人基礎力」と引くと
出てくると思いますよ
教科書も、厳しくしかる先生も、うざく感じていた校則もなくなりました
自分たちで考え、相談し、コミュニケーションをとって一歩一歩社会に慣れていってくださいね
頑張れフレッシュな若者たち

3つの「きく」の違いについて

新年度がやってくるからですかね
検索ワードに3つの「きく」が数件上がっていました

新入社員の皆さんはいいスタートが切りたいって思いますよね
さて、
コミュニケーションの基本は「きくこと」です
この「きく」実は3つあるのを知っていますか
特に、新入社員を迎える皆さん、新入社員にとって社会の入り口となる皆さんの役割はとても大きいと思います
今一度、「 聞 く聴 く訊 く 」思い起こしてみませんか

1、聞 く
な~んとなく聞く、音が入ってくる
耳に入ってきた言葉を認識する
雨音を聞く、物音を聞く、自分を呼ぶ声を聞く
こんな時に使うので「受動的」と呼ばれます
門の中に耳がある、聞き方だともいわれます、門を閉じて聞いてるってことです
2、聴 く
傾聴が大事です!
コミュニケーションの世界では、この聴くが大事ですよ!!!
私もたくさん言われてきたし沢山言ってきました
特徴は「きく」に心が入っているところです
分解すると、十の目と心になります
「十の目と心」で聴く
相手の伝えたいこと、考えていること、思いを理解しようと耳を傾ける事です
3、訊 く
これは尋ねる事です
自分が訊きたいこと、質問、興味関心のあることを訊く
聴くとは反対方向にある訊くです
相談に行くときは「訊く」ことが多いかもしれませんね

コミュニケーションの練習では「聞かない聞き方」のワークがあります
ワークをする時には、「こんなこと、私絶対してない」って思いますが
案外やっているんです
仕事をしている時に部下に話しかけられた、顔も上げずに「うん、うん」って生返事をしているけど
「どう思いますか」と問われて「今何言ってたっけ?」のような感じですね
まぁ流した方がいいこともありますが(笑)
聞く・聴く・訊く」3つのきくを理解して、良いコミュニケーションをとってくださいね


ストレス社会の中で

オンラインで「障害者のキャリアのイマ、そしてこれから。~経営者として伝えたいこと。当事者として伝えたいこと~。のセミナーを受けました
セミナーの内容は、障害者のみでなく、このストレス社会で働く多くの人に共通する内容があったので情報を共有したいと思います
ストレスを多く抱えている人・職場環境への悩み
部下の様子が気になる、どうしたらいいのと考えている皆さんに参考になると幸いです

☆体調管理支援の3つのポイント☆
セルフケア、セルフマネジメント促進
本人が自らのストレス、体調管理に早めに気がつき対応できるよう支援
ラインケア促進
本人のストレスに配慮した就労環境整備と体調面の変化に早めに対応できるラインケアの支援
サポート体制構築と連携
セルフケア、ラインケアを可能にするサポート体制構築と必要時のスムーズな連携

このなかでラインケア促進について詳しく書きたいと思います
ラインケア促進とは、何がストレスになりやすいかを理解しストレスを軽減し、能力を発揮しやすい職場環境づくりを行うことです

何がストレスになるのか、ストレスがかかった時のサイン、気が付いたらどうするかを事前に理解しておく必要。
気が付ける仕組みづくりも大事=定期的な面談など
STEP1 本人の変化に気づく
STEP2 声かけをする
STEP3 話を聴く 体調面(受診状況含む)、業務面、生活面
STEP4 ①業務上の配慮 ②産業保健スタッフ、支援機関、医療機関との連携
STEP5 フォローアップ
ストレスの多い社会だからこそひとりひとりの声掛けや配慮で本来の力を発揮できる職場になるといいと思います

心掛けていること・大切なこと(製造業編)

カテゴリー美祢就職相談室

新型コロナウイルスの影響で中止になった
成進高等学校のキャリアガイダンスですが、学校側と何か出来ること!を模索し
学校でキャリア教育の一環として事業所研究(仕事理解)を行ってもらい
生徒から出た質問を事業所の方に回答をいただくことにしました

今回は、製造事業所の回答から心掛けていること大切なことを抜粋してみました
・ 報連相(報告、連絡、相談)
多くの事業所が「 報連相 」を重視しているようです
では、報連相をしないとどうなるのでしょう
〇問題が共有されない
〇仕事の進捗が遅れる
そうなると、どんどん焦ってしまいますよね
問題が小さいうちに、報告、連絡、相談をするよう心がけましょう
・PDCA(計画、実行、評価、改善)活動
計画をたて、実行し、実行した結果を評価し、改善し、また計画を立て実行する
PDCAは回り続けるもの
最近では、「OODA(ウーダループ」型ともいわれます
PDCAよりスピードが速いのが特徴です
現状を把握し評価改善する活動はいずれにしても大切なことがわかります
・日々のコミュニケーション
コミュニケーションは話すことだと思っていませんか
コミュニケーションの基本は、言語情報と非言語情報です
第一印象を決めるのは、非言語情報「視覚情報」のほうが実は上なのです
目線・ジェスチャー・表情に気を配ることも大切ですね
・失敗しても諦めない、メモを積極的に取ること
新入社員の皆さん
ここはよく押さえておいといいですよ
一度に全部は覚えられないので、事業所が許可してくれればメモを積極的にとることで
振り返りも出来ますよ
・5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底
5Sは、職場環境を整えるための活動です
5Sを推進することで、作業のミスや無駄の減少や、業務効率化を図ることに効果的だと言われています

今回は製造業の皆さんが大切にしていることを整理してみました
これから就職面接を受ける皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは怒りのコントロールです
「怒らないことではありません」
怒る必要のあることは上手に怒る、怒る必要のないことは起こらないようになることです
怒りは防衛反応(身を守るための感情)とも言われています
怒りは感じてもいいし怒ってもいい
ただし怒ること怒らないことの区別ができなことと怒り方が問題なのです

私たちを怒らせるものは「理想」と「現実」のギャップだと言われています
自分の「べき」と他者の「べき」は違う
世代間の「べき」も違う立場でも環境でも「べき」は違います

誰しも、強く怒りを感じることはあると思います
そんな時に怒りを切り抜ける方法のひとつに怒りのピークである6秒を切り抜けるというものがあります
6秒を切り抜けるために怒りのレベルを10段階評価することが進められています
脳が点数をつけることに意識を取られて6秒をやり過ごす
トレーニングしてみてはどうでしょうか
後悔しないように・・・