アンガーマネジメント

アンガーマネジメントの講座を行いました
怒りは悪いことではありません
怒ってもいい、後悔しない怒りが大切なのです
怒りがその日の感情によって起こったり
相手の人格を否定したりすることが問題なのです

では、何のために叱るのでしょうか
怒りを感じたときに叱る目的は何でしょうか
コミュニケーション講座でみんなで考えてみました
〇失敗や危険の回避のため
〇相手を思う優しさや、相手を大切に思う気持ちから
〇自分との違い(希望・理解・否定)を伝えるため
〇ダメなことはダメだと判断できるようになってほしいから
〇同じ失敗を繰り返してほしくないから
〇社会に出たときに困らないように
〇自分が間違ったことを理解してほしいから
〇安心を得るため
〇人間関係がスムーズになるため
〇自分と相手の思いのすれ違いを修復するため
等の意見がありました
皆さんはどう思われますか
叱るのは相手のことを思って・・・そしたら感情的にならず明確な基準で伝えられたほうがいいですね

座る位置によるコミュニケーション

カテゴリー美祢就職相談室

座る位置によって話しやすさ等が変わることは以前にも記載したと思いますが
今日はちょっと具体的に書いてみたいと思います
真正面に向き合う
意見が対立し口論になりやすかったり、緊張しやすい位置と言われています
真正面から相手の顔を見ることになるので緊張しやすく成ったり逆に威嚇ととらえられたりすると言われています
斜め向かいに座る
相手と意見を対立させたくなかったり、緊張から逃れたいときに適していると言われています
雰囲気を和らげたい時などに選択しやすい位置であり、その場を楽しみたいときに適しており初対面などではいいかもしれませんね
隣に座る
相手と会話したい、自分に集中してほしい場合は隣が適しているかもしれません
身体的な距離も近いので、より相手を感じやすい位置でもあると言われています

人には、他人との間に一定のスペースを空けておきたいという一種の縄張り意識のような心理「パーソナルスペース」があると言われています
初対面の人と話すのが苦手だなとか
良好な関係を築きたいなと考えられている場合は「斜め向かいに座り」徐々に距離を詰めていくのが良いかもしれませんね

36の質問!覚えていますか

 心理学者のアーサー・アーロン博士によって1997年に発表された『誰とでも親密になれる36の質問』の説明を、私は4月にコラムで取り上げました。おそらく、読んでくださった方もいるのではないでしょうか。
 先日、職業訓練初日のコミュニケーション講座でこの質問を活用してみました。「アイスブレイク」や「聴くこと」への意識を高めることも目的としてありました。時間の制約もあり、幅広い年齢層の参加者がいたため、36の質問のうち約半数を選びました。
 「36個の質問が終わったら、互いの目を見て、4分間黙ってお互いを見つめます」というワークだけは、お互いに握手をしてお礼を伝える形に変更しました。また、座る位置についても、真正面に向かい合わず、斜め向かいに座ることにしました。座る位置については、今度改めて書く予定です。
 何れにしても、『誰とでも親密になれる36の質問』は初対面のワークにはとても適していると感じました 。

怒りの正体

渡したちを怒らせるものは、「理想」と「現実」とのギャップだと言われています。
自分の「べき」と他者の「べき」は異なるものですし、
世代間でも、「べき」とは立場や環境によっても異なります。
〇子は親の言うことを聞くべき
〇先輩を敬うべき
〇先輩の言うことは聴くべき
〇時間は守るべき
〇AIに頼らないべき
〇あいまいな表現も「べき」の差を生む原因となります(普通するよね、しっかりして、丁寧に)


アンガーマネジメントとは怒りのコントロールです
「怒らないことではありません」
怒る必要のあることは上手に怒る、怒る必要のないことは起こらないようになることです
怒りは防衛反応(身を守るための感情)とも言われています
怒りは感じてもいいし怒ってもいい
ただし怒ること怒らないことの区別ができなことと怒り方が問題なのです

誰しも、強く怒りを感じることはあると思います
そんな時に怒りを切り抜ける方法のひとつに怒りのピークである6秒を切り抜けるというものがあります
6秒を切り抜けるために怒りのレベルを10段階評価することが進められています
脳が点数をつけることに意識を取られて6秒をやり過ごす
6秒過ぎたからと怒りがなくなるわけではありません理性が効くようになるだけです
また怒り(べき)の許容範囲を広げたらどうでしょうか
① 相⼿とまったく同じ「べき」であれば問題は起こらない
② ⾃分の「べき」と少し違うけど「まあいいか」と許せる
③ ⾃分の「べき」とは全く違う許せない
許せる範囲が広がるといいですね

36の質問知っていますか

カテゴリー美祢就職相談室

恋に落ちる36の質問、婚活などでよく使われているようです
これ実は心理学者のアーサー・アーロン博士によって1997年に発表された、
『誰とでも親密になれる36の質問』で
初対面の人と親密になるにあたって非常に有効な質問なのです
興味のある人は「36の質問」でググってみてください
「36の質問」にはルールがあります
①36個の質問を一題ずつ交互に読み上げていきます。質問を読み上げた人が先に回答し、その後にもう一人が回答していきます。
②36個の質問が終わったら、互いの目を見て、4分間黙ってお互いを見つめます。
4分間見つめ合うのは大変ですよね
興味のある人はぜひ試してみてください

私も使用していますが、これからは「OpenAI」が難しいことを簡単にしてくれます
生産性も「OpenAI」によって上がってくると思います
「OpenAI」は学習し、的確に回答を出してくれますが、寄り添うことはしてくれません
相手の話しをよく聴いて、相手を認めること「OpenAI」でも出来ないけど人には出来る大切なことだと思います
世の中がすごいスピードで移り変わり人生が長くなる中で、本当に大切なこと、見失ってはいけないことは何でしょうか?皆さんそれぞれに問いかけたい課題です

ずらす会話と受け止める会話

カテゴリー美祢就職相談室

新しい環境で新しい人間関係
コミュニケーションがとても求められる時期ですね
会話には「ずらす対応」と「受け止める対応」があるのを気付いていますか?

例えば・・・
太郎さん・・・うちの犬が先週いなくなってさ、見つけるのに3日かかったよ
花子さん・・・うちの犬は、いつもフェンスの下を掘っているよだからリードをつけないと外に出せないの
🌸🌸🌸🌸
太郎さん・・・うちの犬が先週いなくなってさ、見つけるのに3日かかったよ
花子さん・・・えーそうなの、どこで見つかったの?

さぁあなたが太郎さんならどちらが聞いてもらえたと思いますか?
どちらの話しが弾みそうだと思いますか
🌸🌸🌸🌸
気付かないうちに人の話しを取ってしまうのはありがちなことです
相手の会話に興味をもって目線やあいづちできいてるよという非言語の対応もですが
「えーそうなんだ」「それからどうなったの」のように声をかけてみてはどうでしょうか
自分の話しを聞いてほしいなと思ったら
「私も話していい?」って言えば、会話泥棒にはならないと思います

会話とは

以前おすすめしたLISTENの本
会話についてこのように記述がありました
人が話しを聞くときに何が起こるのか
それはまるで、粘土の塊でキャッチボールをしているようなものだ

会話とは一人ひとりが話しを受け止め、それぞれの感じ方で形を整えてから投げ返すようなもの
例えば、教育・人種、性別、年齢、相手との関係、心持、言葉の含み、こうしたすべてが粘土の形に影響をします

初めから苦手だな、と思っている人と会話をすると緊張もするし怒られてる感じもする
好きな人と話をするっとなんでもプラスに聞こえる、どのような会話でも受け入れられる
こう考えると粘土の形がわかる気がします
相手に話しを聞いてほしいと思ったら、粘土の形はどうなるのか考えてみるといいかもしれません

アンコンシャス・バイアス

外国人支援のキャリコン向け研修の受講で
「アンコンシャス・バイアス」という言葉に出会いました
この言葉について調べてみると、今までこの言葉を知らなかったのが不思議な感覚になりました
外国人支援で言うと、日本語が上手な外国人だから普段使う日本語が通じる(日本人と変わらない)だとか
敬語を使わないほうが親しくできそうだとから、ため口で話す
というような、無意識の思い込みのことです

しかしこれは外国人とのコミュニケーションだけではありません
ステレオタイプで考えてはダメ?よく聞きませんか
〇「“普通”そうだ 、“たいてい”こうだ」という価値観の決めつけ
〇「そんなはずはない 、こうに決まってる」 などの解釈の押しつけ言葉
〇「こうある“べき”だ 、こうでないとダメだ」という理想の押しつけ言葉
というようなことです
心当たりがありませんか?

長年○○だっと思ってやってきたものを突然変えるのは難しいとは思いますが
無意識の決めつけがあると意識して
自分の判断間違ってないかと自分を客観的に見つめるトレーニングをしたらいいかなと思います
難しいですね、お互い頑張りましょう

お勧めの本

カテゴリー美祢就職面接会

私の愛読書の一つに「LISTEN」という本があります

この本をなぜ進めるかというと、このHPの検索文字列に
過去の記事で上げている「きく」こと「ききかた」などがよく上がるので
興味のある人が多いのかなと思いました
改めてこの本を開いて読んでみました
聴いているふりをする人とは、眉間にしわを寄せて熱心にうなずき、いかにも聴いているかのようにふるまいますが、その目は妙にうつろで相槌のタイミングはあなたの言葉に全くあっていません
これでは、相手は話しをしてくれませんよね

相手が聞いてもらえていないと思う態度として下記の項目が上がっています
○話をさえぎる
○いま言われた言葉に対して、あいまいだったり筋が通らない反応をする
○携帯電話や時計、部屋のほかの場所など、話し手以外を見る
○落ち着きがない
このような態度に、心当たりがありますか?

人の話しを聴くことのメリットとしてこの本ではこのように見出しがついています
○「聴く」ことは、自分自身への理解も深めてくれる
○聞くことで他人の才能も共有できる
○ふたりで議論を重ねると、ひとりではできない発見ができる
「聴く」「聞く」「訊く」の違いについては過去の記事を参照ください

私たちの仕事は「話しを聴くこと」がとても大切になります
自戒を込めて本を開く
このような思いです

親の気持ち・子の気持ち

カテゴリー美祢就職相談室

相談室には親子で来られる方もいらっしゃいます
時には、ここでバトルになることも
相談者の若年者(子)の話しをゆっくり聞いていると
その子なりにいろいろ考えていることがあります
でもこれがなかなか聞けないのが親子関係
親としてしっかりしなきゃって
子どもに教えてやらなきゃって考えてしまうのかな

確かに経験は不足している、親の定規で図るとずれている気がすると思います
早くしっかりしてほしいと思いますよね
ただ客観的に話しを聞いていると
子どものため?
自分(親)のため?
と考えさせられます
親の役割は「子どもを信じて待つ」が必要なこともある
そして待つ自分のことも、信じてあげる
家庭は一番小さい社会、それだけに多くのことが起こりますね
完璧な親も完璧な子どももいない
そう思って深呼吸してみてはどうでしょうか