つながらない権利
日本労働組合総連合会は、「“つながらない権利”に関する調査2023」を2023年9月13日~9月20日の8日間、インターネットリサーチを通じて実施したと報告しています。
調査の対象は、18歳から59歳までの様々な雇用形態に従事している方々で、正社員・正職員、派遣社員・派遣職員、契約社員・嘱託職員・臨時職員、パート、アルバイト、およびフリーランスを含む広範な範囲に及ぶ1,000名の有効サンプルを調査対象としています。
主な結果は以下の通りです


1.勤務時間外の業務上の連絡の有無について≫
○業務で日常的に使用しているコミュニケーションツールは(複数回答)
-「スマートフォン(通話・メール)」(59.3%)
-「PC メール」(52.5%)
-「メッセージアプリ(LINE など)」(40.6%)
-「Web 会議システム」(33.5%)
-「固定電話」(32.9%)
-「チャット(Slack、Chatwork など)」(26.8%)
○勤務時間外に部下・同僚・上司から業務上の連絡がくることがあるか
-「ほぼ毎日」(10.4%)
-「週に2~3日」(14.3%)
-「月に2~3日」(12.1%)
-「月に1日以下」(17.9%)
-「連絡がくることはない」(27.6%)
2.勤務時間外の業務上の連絡に関する意識について≫
○勤務時間外に部下・同僚・上司から業務上の連絡がくるとストレスを感じるか
-「感じる」(62.2%)
-「感じない」(37.8%)
3.勤務時間外の連絡に関する職場のルールについて
○ 自身の職場では“勤務時間外の職場内の連絡(業務上の連絡)”についてルールがあるか(公式なルール・非公式なルールを問わず)
-「ある」(25.8%)
-「ない」(46.3%)
-「わからない」(27.9%)
4.“つながらない権利”について≫
○ “つながらない権利”によって勤務時間外の連絡を拒否できるのであれば、そうしたいと思うか
-「非常にそう思う」(29.2%)
-「ややそう思う」(43.4%)
-「あまりそう思わない」(21.5%)
-「まったくそう思わない」(5.9%)
職種・仕事内容・ポジションによっても異なると思います
あなたはどう思いますか




















就職相談室でも、派遣労働を希望される相談者がいます
自分の現状、そして将来なりたい姿に一致しているか否かが大切だと思います
では厚生労働省が調べた指標を見てみましょう
1 派遣労働者の就業状況
(1)派遣労働者が就業している事業所の割合-全体の 12.3%
(2)産業別(割合の高いもの)の状況
-製造業:23.6%
-情報通信業:23.1%
-金融業・保険業:21.0%
(3)事業所規模別の状況
-1000人以上:83.9%
-300~999人:66.8%
-100~299人:47.8%
-30~99人:26.9%
-5~29人:8.4%
(3)派遣労働者を就業させる主な理由(複数回答)
-「欠員補充等必要な人員を迅速に確保できるため」:76.5%
-「一時的・季節的な業務量の変動に対処するため」:37.2%
-「軽作業、補助的業務等を行うため」:30.9%
2 教育訓練・能力開発の実施状況
派遣労働者に教育訓練を行った事業所:69.7%
3 派遣労働者を正社員にする制度
-制度がある割合:14.3%
-上記のうち過去1年間に正社員に採用したことがある:1.6%
1 派遣労働者の属性
-「45~49 歳」と「50~54 歳」 15.8%
-「35~39 歳」14.0%
2 派遣元への要望
-「賃金制度を改善してほしい」 58.6%
-「継続した仕事を確保してほしい」29.7%
-「派遣先に対して、派遣先での直接雇用に切り替えるよう依頼してほしい」21.6%
3 派遣先への要望
-「派遣契約期間を長くしてほしい」25.6%
-「指揮命令系統を明確にしてほしい」17.8%
4 今後の働き方の希望
-「派遣労働者以外の就業形態で働きたい」37.0%
-「派遣労働者として働きたい」34.2%
5 派遣労働者として働いている理由
-「自分の都合のよい時間に働きたいから」30.8%
-「正規の職員・従業員の仕事がないから」30.4%
参考になる指標はありましたか?自分に合った働き方を見つけるには自分をよく知る必要があると思います

