レヴィナスの「顔」

「他者と出会う」ことについて考える
このセミナーで初めて耳にした言葉「レヴィナスの顔」
自分以外の「他者」について考えたことがありますか
家族・友達・上司・部下・患者・利用者・相談者
自分以外のものそれはすべて「他者」です
「私たちは普段、他者が私を理解してくれないと嘆くことがあっても
私が他者のことを理解してあげられないと悩むことはほどんどないのではないでしょうか」

と投げかけられました。さて、あなたならどう考えますか?


話しは少し変わって
仕事には2種類ある

経済的役割・評価が高い
・報酬を得る
・報酬(見える者、数えられるもの)によって価値を考える
社会的役割・意義・報酬を得ない(若しくは少額)
・地域の仕事やボランティア
・評価をされることが少ない

この社会的役割・意義の価値を高め見直さないと、人の孤独は増していくのではないか
ということでした

さて、話は元に戻って「レヴィナスの顔」
こんな経験をしたことは有りませんか?
他者が、自分の予想や想定を超えてくること
叱る時、褒める時、共に行動をする時
自分が想像していることを超えてきた他者に驚いたとき
それが「レヴィナスの顔」だそうです
他者に対して、私があなたが、「自分の理解の仕方を押し付けていないか」
わかっているふりをしていないか、結果として操作したり支配したりしていないか
ひとりひとりが、少し考えるだけでも孤独になる人は少なくなるかもしれません
それに気づくことが大切だそうです

エリクソンの「アイデンティティ」の概念

エリクソンは「アイデンティティ」の概念を提唱した発達心理学者です
「アイデンティティ」とは「自我同一性」
私は私であること
私は、私らしく生きていること
エリクソンは「アイデンティティ」とは、「内的な斉一性samenessと連続性continuityを維持しようとする個人の能力と,他者に対する自己の意味の斉一性,連続性とが一致したときに生じる自信」と定義しているが
まぁ難しいことは置いといて・・・(笑)
アイデンティティの感覚は他者の存在によって支えられていること
「私は私であり、私らしく生きている」という自信が、生きがい感や充実感をもたらすと考えられています

あぁ難しい・・・頭が痛くなりそう
でも下記の文章はアイデンティティがとても分かりやすいと思ったのです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

60才になったとき、65歳になったとき、70歳になったとき

あるいは死ぬときに、自分の人生をストーリーで語る人は自分の人生に満足できている

しんどかったけど楽しかった。充実していた。精一杯やったよな

というふうに振り返ることができる

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所所長 古野庸一キャリア自律を考える―なぜ職場のキャリア自律は進まないのか?セミナーより

若いときは、自分は何者?自分は何になりたいんだろうって考えますよね
悩むことも増えてくると思います
それが普通・・そんなものです
もがくことがあっても、悩むことがあっても
人生の終盤に差し掛かった時「あぁ自分の人生これで良かった、あぁ面白かった」と思えればそれが良いですよね
自分の物語探していけるといいなぁと思います

自分の仕事にキャッチコピーつけてみませんか

昨日ZOOMで「キャリア自律を考える」というキャリアコンサルタント向けのセミナーを受講しました
講義の中で、中学生が考えた「仕事のキャッチコピー」その仕事は、誰に何を提供する仕事なのかのテーマがあり
これが面白いなと思って
例えば・・・
介護施設職員は、「人生の先輩に恩返しをする仕事」
ケーキ職人は、「お客様のために心の回復をはかる仕事」
幼稚園教諭は、「日本の未来を手助けする仕事」
ペットショップの店員は、「新しい家族をサポートする仕事」
という具合です。仕事が少し楽しくなりませんか
さて、今あなたがしている仕事
あなたが就こうと思っている仕事
どんな仕事ですか・・・イメージが膨らんできませんか


からだ測定会・事業説明会本日から開催です

10月1日号の「げんき美祢」にからだ測定会のチラシが入っていたと思います
本日より公民館13か所回ります
今日は、伊佐公民館と於福公民館です
どんなことするの?とよく聞かれます
お気軽に参加していただける内容になっています
まだまだ空きがあります。お気軽にご参加ください

社会人基礎力パート4

「人生100年時代」や「第四次産業革命」の下で、2006年に発表した「社会人基礎力」はむしろその重要性を増しており、「人生100年時代」ならではの切り口・視点が必要となっていました
今回は【3】チームで働く力(チームワーク)について書きたいと思います

【3】チームで働く力(チームワーク)
様な人々とともに、目標に向けて協力する力の事を言います
①発信力
自分の意見をわかりやすく伝える力を言います
自分の意見をわかりやすく整理したうえで、他者の意見を尊重しつつ建設的な議論をする。
「言いたい放題言う」とは違いますよ
②傾聴力
相手の意見や話を丁寧に聴く力のことです。相手が話しやすい環境を作り、適切なタイミングで質問するなど相手の意見を引き出せるように心がけることです
③柔軟性
意見の違いや立場の違いを理解する力です
異なる意見も尊重し対話や会話をもって相手を尊重し柔軟に理解することです
④状況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解し把握する力
チームで仕事をするとき、自分がどのような役割を果たすことができるか把握することです
⑤規律性
社会のルールや人との約束を守る力のことです
規律を理解し学び、社会のルールにのっとって自らを律することです
⑦ストレスコントロール力
ストレスの発生源に対応する力
現在の社会ではストレスと付き合う力は昔より大切になってきました
ストレスを感じないことはな、かなか困難だと思いますが、成長の機会だと思い肩の力を抜いて対応し解決していくこともひとつだと思います

平成29年度に開催した「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」で「人生100年時代の社会人基礎力」は、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力と定義され能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置付けられました

社会人基礎力パート3

「人生100年時代」や「第四次産業革命」の下で、2006年に発表した「社会人基礎力」はむしろその重要性を増しており、「人生100年時代」ならではの切り口・視点が必要となっていました
今回は【2】考え抜く力(シンキング)について書きたいと思います

【2】考え抜く力(シンキング)
疑問を持ち、考え抜く力の事を言います。
①課題発見力
日常に行っている仕事に常に疑問を持ち隠れた問題点を発見することです
5回の「なぜ」を繰り返す、と言う研修を受けたり言葉を聞いた人は多いと思います
常に疑問をもち続けることで、隠れた問題点を発見することへとつながるでしょう
②計画力
課題の解決に向けたプロセス(課程)を明らかにし、準備する力です、そして「途中で方針転換をすること」
何か問題が起こった時には、速やかに対処ができるように対処を考えて「方向転換」出来るように準備しておくことが大切です
③創造力
新しい価値を生み出す力です
今ある常識や固定概念というものを取り払って「新しいものや新しいことを生み出す力」を意識しましょう
生み出す力をもつことは、発想の転換となり問題解決への近道になる可能性があります

今日はここまで
次回は【【3】チームで働く力(チームワーク)について書きたいと思います

平成29年度に開催した「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」で「人生100年時代の社会人基礎力」は、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力と定義され能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置付けられました

社会人基礎力パート2

社会人基礎力の概念を提唱しているのは、厚生労働省ではなく経済産業省
不思議ですね・・・
社会人基礎力と言えば、若年者だけと言う気がしますが
違います
「人生100年時代」や「第四次産業革命」の下で、2006年に発表した「社会人基礎力」はむしろその重要性を増しており、「人生100年時代」ならではの切り口・視点が必要となっていました

それでは「3つの能力と12の能力要素」を項目ごとに説明していきます。
【1】前に踏み出す力(アクション)
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力の事を言います
①主体性 
物事に進んで取り組む力の事を言います。自分自身で考える実行する「意志」とも言い換えることが出来ます。
②働きかけ力
働きかけ力にはまず「自分が足りないところ」「自分が苦手としているところ」を理解し、他人に働きかけ巻き込む力、他人を巻き込んで成果を出させることが大切です
③実行力
目的を設定し確実に行動する力です
今の仕事の「目的意識」をしっかり持ちゴールをしっかり認識し仕事を実行していくことが大切です

長くなりますねー今日はここまで
次回は【2】考え抜く力(シンキング)について書きたいと思います

平成29年度に開催した「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」で「人生100年時代の社会人基礎力」は、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力と定義され能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置付けられました

利用者を見れば職員の質がわかる

美祢市の福祉施設に応募前職場見学に訪れた時のこと
対応して下さった職員が言われた言葉です
資格は特に必要ありません
利用者の方と関係をどのように作っていくか
利用者さんにいかに信頼してもらうか
基本はコミュニケーションですよね
利用者に信用してもらう
信頼関係が出来れば、自然に利用者さんが落ち着くようになり
利用者さんとの間にちょうどいい距離感がつかめる
私もこの仕事に就いた時に、無理かなって思う時期がありました
でももう少し頑張ってみようと思って現在の心境にたどり着いたんですよ

すごく感動しました
これって私たちの仕事も同じ、まずは信頼関係の構築
これが一番難しいのが親子関係
親だから!っていうのが子どもと対等になれなかったりして
子どもの真の思いや痛みに気付かなかったりすることがあります
職員が変われば利用者さんは変わるんです
親が変われば子供も変わります
あ~~また刺激を受けてしまった?
今日からまた良い支援が出来るように研鑽したいと思います

メラビアンの法則を知っていますか?

人は見た目が9割なーんで言葉をよく聞きますが、誤解して意味をとっている人が案外多い
では実際はどんな意味なの?て思いますよね
メラビアンの法則は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した概念です。

メラビアンの実験では、言葉と表情、態度が矛盾している状況で、人はどんな印象を抱くのかを検証されました
それが、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字をとった「3Vの法則」です

報の種類概要影響度
視覚情報見た目、しぐさ、表情、視線55%
聴覚情報声の質や大きさ、話す速さ、口調38%
言語情報言葉そのものの意味、会話の内容7%

これは「感情を伝えるコミュニケーションにおいて」言語のコミュニケーションより非言語のコミュニケーションのほうが人に与える影響は大きいということです
よく第一印象を高める等のセミナーで「メラビアンの法則」の説明があります
例えば、相手が自分の話に対してつまらなそうな顔で相槌を打っていたら、いい気はしませんよね
自分は緊張しやすくて、はじめてあう人に対してすごく弱いんです
そう思っている人がいたら、・相手にしっかり視線を合わせて穏やかな表情で応対する。・無表情にならないように意識する。・ワントーン高めの声で話す。・にっこり微笑む
こういうことを意識してみたらどうでしょうか
「くれぐれも『楽しいね』と言いながら、声のトーンは低く、不機嫌な顔している」なぁんてことは止めましょうね