高年齢求職者給付金について

高年齢求職者給付金は、簡単にいうと65歳以降の失業保険です
高年齢求職者給付金をもらうには、いくつかの条件を満たしている必要があります。
条件1:離職時に雇用保険に加入している65歳以上の者であること
条件2:離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上あること
条件3:失業の状態にあること
高年齢求職者給付金と失業保険の基本手当には下表のような違いがあります

共通しているのは、就職したいという意思がありいつでも就職できる状況にあることです
また、離職後最初にハローワークへ来所して求職の申込みを行い受給資格者であることの確認を受けた日から、失業の状態にあった日が通算して7日間経過していること(この期間はアルバイトを含め就労できません)
困っていると頼まれて善意でアルバイトをしても就労していたとみなされますし虚偽の申告はできません
また、 高年齢求職者給付金 は、
高年齢求職者給付金と年金については、両方同時に受給(併給)することができます
70歳定年の会社で定年前に退職した場合も受給することができます
○高年齢求職者給付金については、条件を満たす場合には何度でももらうことができます
詳しくはハローワークの窓口にお問い合わせください

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日雇い派遣について

カテゴリー美祢就職相談室

日雇い派遣とはスポットとも呼ばれ、派遣会社に登録している人が人手が足りていない事業所で1日~数日間だけ仕事を手伝うという働き方です。
日雇い派遣は2012年(平成24年)10月1日に法改正により禁止になっていますこの経緯としては、雇用管理責任が果たされていないこと、労働災害の発生の原因にもなっていたことがあったようです
つまり日雇い派遣は雇用が不安定であることが問題なのだと思います

しかし例外があります
〇専門性が高く常に需要があるとされている業務
ソフトウェア開発・機械設計・財務処理・広告デザイン・OAインストラクションなど
詳しくは厚生労働省のページhttps://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000644420.pdfにPDF資料があります
〇条件により日雇い派遣が許可される場合
条件①60歳以上である
条件②雇用保険の適用を受けない学生である
条件③副業として日雇い派遣に従事する
生業収入とは、複数の収入源のなかで一番多くお金を得ている収入源のこと、一つの収入源で年間500万円以上の収入が額面である際に対象
条件④主たる生計者でない
主たる生計者とは、世帯の年収合計のうち50%以上の年収を占めている方家族の合計の年収が500万円以上である必要があります。
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相談者の中にも多様な働き方をしていて心配になるケースがあります
雇用されている人の法定労働時間は、特例を除き 40時間/週です
副業も推奨されているなかで、自分の働き方について見直してみてもいいかもしれません

人事評価エラーとは

人事評価エラーとは、評価する立場の人間が自身の思考や価値観に左右され、誤った評価をすることです
就職相談室でもこのような相談が寄せられます
人が人を評価する以上、基準の不明確さなどから人事評価エラーが生まれてきます
では具体的にどのようなものがあるのでしょうか

ハロー効果評価対象者の目立つ特徴に影響を受けて、ほかの評価項目も同様に引っ張られてしまうこと
halo(光)を意味し光に目がくらみ、正しい評価ができなくなること
中心化傾向被評価者のスキルや意欲にかかわらず、評価の中間値をつけてしまうこと
寛大化傾向評価結果が実際より甘くなるエラー
逆算化傾向先に評価結果を決めたあとに、辻褄が合うよう調整すること
論理誤差事実とは関係なく評価者の憶測などによって評価をくだすエラー
対比誤差評価者が自身の能力などと被評価者を比較し、評価をつけるエラー
親近効果共通点がある人に対して評価が甘くなるエラー
アンカリング最初の印象によって、評価結果が影響されるエラー、アンカは船の錨のこと
部下の自己評価がアンカーになり同じ評価をつけるようなエラー

人事評価エラーを無くすためには、複数評価者による評価や具体的目標に基づいて評価すること明確な評価基準を設定するなどが良く上げられますが
人事評価エラーは誰にでも起こりうると認識することが重要だと言われています
働いている人の士気が下がらないように、人事評価を出来るだけ客観的に行うことが求められると思います

書けない

カテゴリー美祢就職相談室

ここ最近の相談内容はかけないことばかり
同じように悩んでいる人もいるかもしれないし
シェアしてあげるとホッとする人もいるかもしれない
でも書けない内容ばかり
そして相談者が帰った後に、自分でこれでよかったのかと自問する
ただひとつお伝えしたいのは
それぞれいろんな思いの相談を持ってきてくれています
だからあなたも周りの人に相談してみてください
みんな同じように悩んでいるのだと思います

ナラティブ・アプローチ

11月25日に、リモートでナラティブアプローチのセミナーを受講しました
カナダのカウンセリング心理学部のラリーコクランが1990年代にキャリア分野にナラティブ・アプローチを導入した先駆者だと言われています
ナラティブとは「物語」、自己理解の支援や未来の人生を描くための意思決定支援に役立つ手法として用いられています
導入者のラリー・コクランは、私たちキャリアコンサルタントに対して以下のような文章を出しています
人の未来を描く支援を行うことが、キャリアカウンセラーの使命である。
キャリアカウンセリングの目的は、クライエントの未来をデザインすることを支援することである
だが、未来は誰も実際に体験していない。したがって、未来のシナリオを創造する。そして、自分の未来に積極的、主体的にかかわり、未来を創造する主体者になることが大切である
物語を想像することが、人生の意味を紡ぎだす最善の方法である。

本セミナーの演習としてまず過去を振り返りました
自分の伝記を書くように依頼されたらどのようなタイトルをつけ、どのような章立てをするか
伝記(過去の振り返り)が終わったら次は未来を描く
次章の始まり
次の節目
人生の終わり
このワークをしてみてわかったことは、過去は整理しやすいが未来は描きにくい
自分の体感したこの感覚を忘れないように相談者と向き合っていきたいと思います

中高年者縦断調査

カテゴリー美祢就職相談室

厚生労働省がこのほど同じ集団を対象に毎年実施している「中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)令和3年の結果を発表しました
この結果を見て面白いなと思ったのは、第1回(平成17年)調査時に「65 歳以降仕事をしたい」と答えた人で第17 回に「仕事をしている」数が公表されていたことです
男性の「66~69 歳」で6割以上、「70~74 歳」で5割以上、「75 歳」で4割以上
女性の「66~69 歳」で5割以上、「70~74 歳」で約4割、「75 歳」で3割以上
平成17年といえば首相は小泉さん、テレビアニメ『ドラえもん』で、声優陣の一新など大幅にリニューアルした年、JR福知山線脱線事故がありSNSよりブログを個人開設する人が多かった年
そんな時代に、17年後に自分が65歳を超えても仕事をしたいと思っていた人がいたという事実
今ほど時代も混とんとしておらず、先の見えにくい時代ではなかったはずです
さて皆さん、17年後には仕事をしたいと思っていますか
17年前より、生涯元気で!生涯働く!必要が高まってると思います

中高年横断調査

自分のことはわかりにくいね…

カテゴリー美祢就職相談室

定期的に話しに来る相談者がいます
〇〇が気になる
現在○○状況で
このままでいいのかなと
現実的にひとつづつ押さえていくと
そこは大丈夫です
それは〇〇という風にしています
となるわけですがやはり不安が漂います
そこで別の事例を、この件はどのように考えると投げかけてみました
詳細は書けませんが、若年の相談者の状況を客観的に伝えてみます
そこで彼から出てきた答えは
考えすぎですよね・・・やってみればいいのに
笑う私を前に、自分で「ハッ」と気づき「あっこれって自分もってことか」(笑)
案外自分のことはわかりにくいでしょというと「本当ですね」と結果笑顔で帰っていきました
自分を映す鏡は曇りがち
だから他者との会話は大切なんだと思います

仕事理解

美祢青嶺高校、成進高等学校に事業所の方に来ていただき
高校生キャリアガイダンスを開催していることは何度も記載してきたので、既知の情報だとは思います。
ガイダンスに当たって、事業所から高校生に毎年メッセージをいただいています
これをこのまま眠らせておくのは惜しいたくさんの人に見てもらいたい
ということでホームページを作成しています
高校生向けですので、どの事業所も分かりやすく表記されています
令和5年2月21日に開催する成進高等学校のキャリアガイダンスに向けてすべての事業所からプロフィールが届き
ホームページに掲載しました
https://carriermine.com/
仕事理解をするためにいいツールだと思います
是非ご活用ください