自分の道を選ぶということ
人生には、いいこともあれば、悪いこともあります。
まるで天秤のように、どちらか一方だけではなく、揺れながらバランスを取り続けているものなのかもしれません。
私たちは日々の中で、さまざまな選択をしています。
その選択の根っこには、自分が大切にしていること、大切にしているものがあります。
それは、家族かもしれません。
仕事かもしれません。
暮らし方かもしれません。
人との関係かもしれません。
そして、それらは「自分らしさ」や「アイデンティティ」と深くつながっています。
「私が私であること」が守られるのか。
自分の大切なものを守りながら、生きていけるのか。
その答えは、すぐには誰にもわからないことがあります。
けれど、時には自分自身で決断しなければならない場面があります。
誰かに決めてもらうのではなく、自分の道を、自分で選ばなければならない時があります。
就職相談の中でも、相談者ご本人の思いに沿っていない相談を受けることがあります。
家族の意向、周囲の期待、生活の不安、職場との関係。
さまざまな事情の中で、本当はどうしたいのかが見えにくくなっていることもあります。
また、「もっと早く誰かに相談していれば、状況が違っていたかもしれない」と感じるケースも少なくありません。悩みを一人で抱え続けているうちに、選択肢が狭くなってしまうことがあります。
人は、一人では生きにくいものです。
誰かと話すことで、自分の考えが整理されることがあります。
誰かに聞いてもらうことで、見えていなかった選択肢に気づくこともあります。
ただし、人との関係が生まれると、そこには責任も生まれます。
二人以上の関係の中では、自分の行動が誰かに影響することがあります。
「今が良ければいい」
「先のことは考えない」
「何とかなるだろう」
そう思って行動したことが、後になって大きな責任となって返ってくることもあります。
もちろん、すべてを完璧に予測することはできません。
誰もが迷いながら、悩みながら、日々を選んでいます。
だからこそ、立ち止まること。
誰かに相談すること。
自分が本当に大切にしたいものを考えること。
それは、決して弱さではありません。
自分の人生を大切にするための、大事な行動だと思います。
自分の道を選ぶことは、簡単なことではありません。
けれど、自分の大切なものを見失わないために、時には勇気を持って考え、相談し、決断していくことが必要なのだと思っています。
