心掛けていること・大切なこと(製造業編)

カテゴリー美祢就職相談室

新型コロナウイルスの影響で中止になった
成進高等学校のキャリアガイダンスですが、学校側と何か出来ること!を模索し
学校でキャリア教育の一環として事業所研究(仕事理解)を行ってもらい
生徒から出た質問を事業所の方に回答をいただくことにしました

今回は、製造事業所の回答から心掛けていること大切なことを抜粋してみました
・ 報連相(報告、連絡、相談)
多くの事業所が「 報連相 」を重視しているようです
では、報連相をしないとどうなるのでしょう
〇問題が共有されない
〇仕事の進捗が遅れる
そうなると、どんどん焦ってしまいますよね
問題が小さいうちに、報告、連絡、相談をするよう心がけましょう
・PDCA(計画、実行、評価、改善)活動
計画をたて、実行し、実行した結果を評価し、改善し、また計画を立て実行する
PDCAは回り続けるもの
最近では、「OODA(ウーダループ」型ともいわれます
PDCAよりスピードが速いのが特徴です
現状を把握し評価改善する活動はいずれにしても大切なことがわかります
・日々のコミュニケーション
コミュニケーションは話すことだと思っていませんか
コミュニケーションの基本は、言語情報と非言語情報です
第一印象を決めるのは、非言語情報「視覚情報」のほうが実は上なのです
目線・ジェスチャー・表情に気を配ることも大切ですね
・失敗しても諦めない、メモを積極的に取ること
新入社員の皆さん
ここはよく押さえておいといいですよ
一度に全部は覚えられないので、事業所が許可してくれればメモを積極的にとることで
振り返りも出来ますよ
・5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底
5Sは、職場環境を整えるための活動です
5Sを推進することで、作業のミスや無駄の減少や、業務効率化を図ることに効果的だと言われています

今回は製造業の皆さんが大切にしていることを整理してみました
これから就職面接を受ける皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは怒りのコントロールです
「怒らないことではありません」
怒る必要のあることは上手に怒る、怒る必要のないことは起こらないようになることです
怒りは防衛反応(身を守るための感情)とも言われています
怒りは感じてもいいし怒ってもいい
ただし怒ること怒らないことの区別ができなことと怒り方が問題なのです

私たちを怒らせるものは「理想」と「現実」のギャップだと言われています
自分の「べき」と他者の「べき」は違う
世代間の「べき」も違う立場でも環境でも「べき」は違います

誰しも、強く怒りを感じることはあると思います
そんな時に怒りを切り抜ける方法のひとつに怒りのピークである6秒を切り抜けるというものがあります
6秒を切り抜けるために怒りのレベルを10段階評価することが進められています
脳が点数をつけることに意識を取られて6秒をやり過ごす
トレーニングしてみてはどうでしょうか
後悔しないように・・・

いいところ探し

かなり前にジョハリの窓について書いたことがあるのですが覚えていますか?
解放の窓を広げるためには、自己開示をしてフィードバックを受ける
ジョハリの窓
日本人は、自己PRが苦手だと言われています
しかし就職活動では自分のプロモーションをしないといけないですよね
今日、セミナーでグループの人のいいところを探すセミナーを行ってみました
ルールとしては
①グループの人のいいところを探す
②「あなたのいいところは○○ですよ」とエピソードを添えて伝える
③ ②で聞いた内容について、聞いた感想を伝える

これには、大きく2つのメリットがあると思います
①知らなかった自分に気づく
②知っている自分を再認識する
例えば面接のときに、自分の強みをいうのが苦手であれば
「自分はリーダーシップがあると言われます、自分では意識したことありませんが、例えば○○時にリーダー的になるようです」
「自分は人見知りだと思ってきましたが、話しやすいよと言われます、コミュニケーションが苦手だと思っていましたが誰とでもチームワークをもってやっていけると思います」
という風に使えますね
初対面の人では、難しいですが家族、友人、同僚から自分はどう見えているのか聞いてみるのもいいかもしれませんね

何のために叱る?

何のために叱るのか、セミナー参加者と考えてみました
グループで話し合ったことを共有してもらうと
・相手に成長してもらうため
・同じ失敗を繰り返さないため(理由をわかりやすく伝える)
・命を守るため、けがの防止
・改善を促すため(相手の成長、態度を治す、良くないことに気づく)
・ルールを守るため(社会のルールを知ってもらう)
・スムーズに進めるため
・相手に自分の考えを理解してもらうため
・気づかずに行っていることに気づいてもらうため
などという意見が出ました

「叱る」には目的があり「怒る」には目的がなく自分の感情をぶつけるだけだといわれています
では上手に叱るとはどういうことでしょうか
叱るときのポイントとしては
■「何を」「どのようにしてほしいか」が明確である
場合によっては、「なぜ」という理由も具体的に表現する
■ 基準が明確であること
機嫌の良し悪しで基準が変わるのはNG!
相手も納得するよう基準であること
■ 人格攻撃しないこと
OK:事実 結果 行動 行為 ふるまい
NG:人格 性格 能力
だといわれています。叱ることを恐れて相手に危険が及んだり、気づかないことで成長が止まることがあってはいけません

「叱る・叱られること」で得られる信頼関係、信頼関係が深まる叱り方をすることが求められると思いますし
叱られるほうも、素直に聞ける心が必要だと思います

アサーティブコミュニケーション

前回は聞き方の話をしましたが、今日は伝え方
アサーティブって聞いたことありますか
お互いの主張や立場を大切にした自己主張・自己表現のことです
自己表現には3種類あるといわれています
〇攻撃的な自己表現
〇非主張的な自己表現
〇アサーティブな自己表現 ではひとつひとつ見ていきましょう
〇攻撃的な自己表現とは

相手を抑えて自分を通す自己表現
■自分の言いたいことを一方的に言う
■威圧的、感情的になることがある
〇非主張的な自己表現

自分を抑えて相手をたてる自己表現
■自分の気持ちや考えを言い損なう
■遠回しに言う(本題に行くまで長い)
〇アサーティブな自己表現

お互いの主張や立場を大切にした自己主張・自己表現
■自分の意見や要求、感情を率直に正直に、その場に合わせて伝えるコミュニケーション
■相手の話にも耳を傾け、双方向のコミュニケーションを大切にし、問題解決を目指して話し合うことができる。
さて、ではどう伝えればいいのでしょう・・・
1、何を伝えたいのか~論点を明確に!
何に対しての話が(主訴を明確に)何を伝えたいのか的を絞ろう
2、具体的に表現しよう
どうして欲しいのか、具体的にシンプルに伝えよう
3、「私」を発信源(主語)にして伝えよう
私は~してほしいのです。私は~と思っているのです
4、言葉だけでなく、態度や語調も一致させる
言葉は同じでも態度や伝え方で伝わり方は違うよ、笑顔で伝えるのもいいよ
5、客観的に事実を伝える
数字やデータに基づいて論理的に伝えよう

聴くことも、伝えることも難しいけど
自分で一つ課題を決めてチャレンジしてみてもいいかもしれませんね