美祢青嶺高校キャリアガイダンス
今年で6回目となる高校生キャリアガイダンスを、10月25日に開催いたしました。回数を重ねるごとに、学校と美祢市の双方がより良いものを提供できるよう、知恵を絞り、高校生のキャリア形成に寄与するガイダンスに向け準備を進めていきました
今年のトピックスとしては、生徒が司会者を務め、全員が事業所に対して発表(SDGS等)や質疑応答を行ったことです。このアプローチは、事業所からも高い評価を受けました
生徒のアンケートには以下のような感想が寄せられました
〇事業所の方の視点からの意見を聞いて違う考え方もある事が分かった
〇調べるだけじゃわからないことこともあり現場で働いている人の意見や考えを聞くことでより仕事に 理解が深まった
〇色々な会社のことを知れて自分の適性と異なることもわかる
〇自分のこれからの態度を考えようと思った
〇受講したガイダンスは自分の希望とは異なっていたが、仕事に対しての取り組みなどは通じるものが あると思った
〇普段の仕事にプラスでSDGs をするから、従業員がやりたいと思えることがないと成果も出ないという こと。ただやるだけではもったいない
〇どこの事業所もSGDを行うためにコストやメリットを考えながら実行に移していることが印象に残りました
〇誠実な人である人が1 人の人間として信頼されると仰っているのが、印象に残った、プロ意識が高い と思った。
高校生の素直な感想は、彼らが社会に順応し、将来の自分の進むべき道を見つけ、学びを深めていける貴重な財産だと考えます。このような成長を促進するためには、大人たちの責務が非常に大きいと感じます。
双方向の対話が期待以上のメリットを生むことがあります。
若年者とのコミュニケーションでも同様で、彼らの感想や意見を真摯に受け止め、理解することが重要です。また、彼らが直面している課題や悩みにも敏感に対応し、協力して解決策を見つけることが求められます。このような対話を通じて、双方が成長し、新たなアイディアや視点が生まれることでしょう。
異業種交流会では、「説得と対話の違い」について話し合いました。相手が何を伝えたいのかを理解し、傾聴できているかどうか、課題を探せているか、そしてそれに真摯に向き合っているかがコミュニケーション形成や関係構築には不可欠だと考えます。
2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標「SDGs」は「目標とターゲットがすべての国、すべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰一人取り残さない」ということを原則としてます。
そのためにも、自分と異なる人との対話が重要なのではないでしょうか
第6回高校生キャリアガイダンス
本日は美祢青嶺高等学校第6回高校生キャリアガイダンスです。
昨日、会場の設営をしていて、いよいよだなと思いました。
ご協力いただく事業所の皆様、本当にありがとうございます。
また、参加してくれる高校生の皆さんへ、今日が有意義な日になることを願っています。
積極的に社会人と交流し、日常では気づかない視点や新たな考えを得て、それを自分の未来への礎として活かしていただきたいと思います。
高校生キャリアガイダンスの準備段階で美祢市は大きな水害に見舞われました。普段当たり前のように享受している生活が一変する瞬間に、私たちは日常の幸せの重要性を痛感します。
私たち大人がここまで歩いてきた道と、Z世代と呼ばれる若者たちがこの先歩いていく道は、きっと異なるものとなるでしょう。
その違いを乗り越えるために必要なのが、適応力です。適応力とは環境に変化があった時にそれを見極める能力、変化したことを認識しそれにどう対応するかを知るスキルだと言われています
高校生活は、大切な経験の連続であり、将来への礎となるものと信じています。今回の高校生キャリアガイダンスも、その一部として、皆さんにとって有意義な体験となれば幸いです。
への思いを込めて
美祢青嶺高等学校ガイダンスまで1週間
今年で6回目になる高校生キャリアガイダンス。最初は手探りで始まり、初回では事業所の理解を得るのが難しかったことを今年はよく思い出します。毎年初心に戻れることは良いことかもしれません。
日々、就職相談室にはさまざまな悩みを抱えた相談者が訪れます。障害のある方、生活困窮の方、介護の悩みのある方、ひとり親世帯の方、10代から70代まで、さまざまな人生を抱えた人々が相談に訪れます。中には、話すことを目的に来る方もいるように思います。
コロナ渦から急速に高まったデジタル化や孤独感、不登校の増加は、新聞やニュースで目にすることがあります。
高校生キャリアガイダンスには事業目的があります。
目的に応じて事業を運営するために調整を行います。
しかし、現実的な問題に直面している立場として、「アナログコミュニケーション」や「対話をする力」の重要性を少しでも感じてもらえると良いなと思います。
コミュニケーションが噛み合わないとき、何かしらの意味のずれが生じています。対話はこの意味のずれを解消し、共有するためのプロセスを指します。親子間の対話であったり、上司と部下の間での対話であったり、お互いの持っていることの「意味」の違いを確認し、その違いをどう埋めていけるかを共に考えられるツールです。
異業種交流会でも講師を招聘し、「対話」と「説得」の違いについて考えていくようです
今年はどのような高校生キャリアガイダンスになるか、どのような出会いや気づきがあるのでしょうか
今年もベストを目指して進めていきたいと思います。
高校生キャリアガイダンス
成進高等学校の高校生キャリアガイダンスまで1か月を切りました
昨年は新型コロナの蔓延防止で対面でのガイダンスは中止!書面回答での開催にしたので実質的に1回目のガイダンスになります
先日、美祢青嶺高校のガイダンスの報告書をHPに掲載したところ、予想だにしないほどDLされていて驚いています、ありがとうございます
成進高等学校の生徒にもガイダンス前に同じようなアンケートを取っておりますので、二つの高校のデータから高校生のキャリアに関する考え方について閲覧されている皆様にも共有したいと思います
アンケートの中で、ガイダンスを強く受けたい事業所のアンケートを取っています
それを業種別に集約したのが下図です
文字が小さくて少し見えづらいですが、同じ色が同じ業種です
公立高校では、工業科があるので設備工事や建設が高い傾向にありますが
総合的に、教育(教員・保育士)医療福祉(看護・介護)製造業の希望が高いように思います
意外に思われている方も多いかもしれませんね
保育士・看護師・介護士は人材不足業界ですね
また高校生が事業所に聞いてみたいことをカテゴリー別に整理したのが下図です
仕事への向き合い方や具体的な仕事内容、会社の環境、雇用条件を知りたいという意見が多かったように思います
私立高校のアンケートで仕事の向き合い方は下記のような質問が出ていました
○仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
○日々心掛けていることは何ですか?
○トラブルがあっても継続して仕事が出来ている理由は何ですか
○やりがいを感じるとき、人の役に立てたと思うとき、この仕事をしてよかったと思うときはどういう時ですか
高校生だから感じる質問かもしれません
HPを閲覧くださっている皆様は、どういう答えを出されますか
これらのアンケートを受け、良いガイダンスになるよう努めたいと考えています
山口新聞に掲載されました
第5回高校生キャリアガイダンス
第5回高校生キャリアガイダンスが本日美祢青嶺高等学校において開催されました
詳細につきましては、生徒のアンケートや事業所のアンケートを集計後改めて皆さんにお伝えしたいと思います
高校生ガイダンス終了後開催した異業種交流会では
児童・学生・生徒は何のために学ぶのかという問いに対し
・親に言われるから
・可能性に挑戦するため
・楽しい(自分の興味のあるもの)と思うから学ぶなどの意見が出ていました
さて今日高校生は何を感じ!何を学び!それは何のために学んだのでしょうか!
アンケートの中に答えを探したいと思っています
美祢青嶺高等学校の皆様、事業所の皆様本当にありがとうございました
事業運営者としては、これからまた研鑽していきたいと思います
高校生の思い
10月26日(水曜日)に美祢青嶺高校で開催する
高校生キャリアガイダンスの準備をしている所です
高校生たちが、社会に出るにあたり現在仕事に就いている「大人」の皆さんに聴いてみたいことで
多い内容をピックアップしてみました
1位 仕事のやりがいはなんですか?
2位 仕事をするうえで一番大切にしていることは何ですか?
3位 仕事をするうえで気を付けていることや辛いことはなんですか?
現在就労されている皆さん
あなたのやりがいはなんですか?
私のやりがいは、相談者の方が笑顔になった時
思う就労に着けたとき
長年関わってきた方が一歩前に進んだときにやりがいを感じます
大切にしていることは、話しをしっかり聴くこと
気を付けていることは、先入観にとらわれないこと
辛いことは、自分の力が及ばないときや、支援の方法を悩むとき
だから多くの本を読みセミナーに参加し、研鑽し続けるようにしています
さてあなたの答えは何ですか
第5回高校生キャリアガイダンス、どんな対話が生まれるのか楽しみです
美祢青嶺高等学校ガイダンスの報告
10月27日に開催した「高校生キャリアガイダンス」の報告書がまとまりました
参加いただいた関係機関、事業所に配布したところですが、概要をHPにも掲載しようと思います
今年度のガイダンスは、年次ごとの目標を明確にし生徒が主体的に取り組める仕組みづくりを行いました
具体的には、下記に記した内容などを変更しました
1、美祢青嶺高等学校で事前学習実施(事業所を学ぶ、質問事項を考える、発表内容の整理)
2、ガイダンスを深めるために時間、回数の変更(1回あたり20分→30分 3回→2回)
3、年次ごとのねらいを明確にし、学年ごとでグループ構成
4、ガイダンス事前希望調査や事前学習のための書式を変更
5、ガイダンス後半で生徒主体の時間を設定
様々なことを変更したことで事業所の皆様にはご迷惑をおかけした点も多々ありました
しっかり事業検証をしていきたいと考えてます
今年度の美祢青嶺高等学校のガイダンスはチャレンジの年となりました
生徒にガイダンスで印象に残ったことを聞いたところベスト10は下記の項目でした
①事業所の魅力が分かった(24件)
②仕事のやりがい、仕事への向き合い方(23件)
③事業内容が分かった(22件)
④社会人力を学んだ(17件)
⑤自分のキャリア決定について学んだ(10件)
⑤コミュニケーションの大切さ(10件)
⑦仕事の大変さを感じた(8件)
⑦美祢市について学んだ(事業所の多さなど)(8件)
⑨ネットでは分からない情報を知れた(5件)
⑨命とのかかわり方を知った(5件)
ガイダンスで意識したこと、自分が成長したと思うことでは下記のグラフのようになりました
主体的にガイダンスに参加したは件数としては最も低くなっていますが、「美祢 探究 プロジェクト」の発表を行った、2 年次 の普通科コースでは、特別進学コースで「9件で2位」となっており、普通進学コースでは「13件で2位」となっています
「ガイダンスの質問等で学びがあったと思ったこと」、「ガイダンスの質問等の内容が よかった と思ったこと」では生徒から下記のような意見が聞かれました
・自分が考えていた質問をしてより理解を深めることができました。どの職業も人との関わりを大切にしている事を学ぶことができでよかったです
・想定外の事態にも臨機応変に対応することが大切であるということを学んだ
・「答えのない生活をしていく世の中でどのように生きていくかを考えていく」というのが印象的でした
・質問するときに相手の方にどう言えば失礼にあたらないのか考えるのが大変だった
・初対面の方に意見を聞いたりするのが苦手だったけどきちんと聞けて回答をもらえた
・事業所の方々からも 探究 プロジェクトをこれからどのように進めていくかの意見をもらうことができて発表準備のヒントになった
・社会人としての立場から 探究 プロジェクトの「 美祢探し 」について 課題解決策をもらえた
高校にとっていい学びの場となったようです
事業所からもアンケートを頂いており報告書は39ページにもなりました
よみたーいって希望のある方は連絡ください(笑)
山口新聞に掲載していただきました
美祢青嶺高校キャリアガイダンス
高校生キャリアガイダンスは、こんなデジタル社会の中を反逆して
徹底してアナログのかかわりにこだわった事業です
事業所の力をお借りして高校生の主体的取り組みを育成する
このことにより地域の魅力、地元産業の魅力を学び自分のキャリアを考える礎にする
自分の人生の主役は自分自身、自分の人生を(キャリア)を選択するために対面で意見交換を行う
かかわることの大切さ、面倒だなという思いを超えてリアルで付き合っていく
このことを若いうちに学んでおければ、孤独を感じることは少なくなってくると思います
とはいえ、即効性のある事業ではないので関係される皆様の協力があって初めて成立する事業です
改めてお礼をもうしあげます