美祢青嶺高校キャリアガイダンス

令和6年10月31日に美祢青嶺高等学校において、高校生キャリアガイダンスを開催いたしました。
生徒のアンケート結果はこれからですが、事業所からは「高校生の視点を通して、自社の抱える課題が浮き彫りになった」「若者が抱く将来への不安や期待を直接感じ取ることができ、新たな気づきがあった」などの声が寄せられました。
事業所にとっても、地域活性化や人材確保に向けた新たな視点が得られたと感じていただけたことから、改めてこのキャリアガイダンスの意義の深さを実感しております。

アンケートに寄せられた、事業所からの意見を一部紹介したいと思います
1、高校生との会話を通して感じた意外性
(1) 高校生の将来に対する真剣な姿勢
・高校生が、自分の将来に対して予想以上に真剣に考えている姿に驚きました。例えば「将来に不安があるがどうすれば良いか」といった具体的な悩みや、地元で働きたい気持ちを持ちながらも働く環境に疑問を感じている点が印象的でした。
・また、若年層が「直接対話の機会」を求めていることも意外な発見でした。SNSやオンラインでのやり取りに慣れている世代である一方で、面と向かっての対話を通じた関係構築に重要性を感じていることが新鮮でした。
(2) 若者が求める柔軟なサポートと職場環境
・自社の若年層とは異なる意見が出た点も興味深く感じました。例えば「上司から声をかけてほしい」という意見があり、自社内の若者とは対照的でした。若者が求めるのは、単なる指示ではなく、寄り添うようなサポートであるという点が意外でした。
2、自社の課題と気づき
(1) コミュニケーションの課題
・目線を合わせる、会話のキャッチボールをするなど、若年層が求めるコミュニケーションのあり方に柔軟に対応する必要がある。
(2) 若年層の育成と定着
・若者が企業に「寄り添ってほしい」と感じている一方で、企業側もどのようにサポートしていくかという具体的な方向性を模索する必要がある

若年者に対してステレオタイプではなく、話を聴いて対応することで早期離職を防げるかもしれません
これからのコミュニケーションは、ホウレンソウ(報告連絡相談)ではなくザッソウ(雑談や相談)だそうです
また、「若年者に地元に就職をしようと思うと就職したいと思わせる活動が必要だ」との意見が参考になったとの意見もありました
世代や立場を超えて感じ、考えることこそが、まさに越境学習だと感じ、このようなアナログの機会の必要性を感じました

明日は美祢青嶺高等学校キャリアガイダンス

美祢青嶺高等学校のキャリアガイダンスのテーマは「対話」と「主体性」
今年は、2コマのキャリアガイダンスの運営をすべて生徒が行います
対話のテーマは「少子高齢化」。生徒の視点から見た少子高齢化と、事業所の視点から見た少子高齢化にはどのような違いがあるでしょうか?事前に事業所から伺った、概ね30歳までの若年層に期待する点として、以下のような意見がありました。

  • どのような困難にも組織でチームで立ち向かうための元気と活力・多様化する社会への適用力とそれに負けることのない芯の強さ
  • 何にでも積極的に取り組む姿勢
  • 次世代のリーダー層として期待
  • 組織の活性化
  • 失敗を恐れずどんどんチャレンジしてもらいたい
  • 常に新しいことへ挑戦しようとするチャレンジ精神・状況や情報について積極的に発信すること(報告、連絡、相談)
  • 若いうちにいろいろなことにチャレンジして将来を切り開いてほしい、上司が勧めたことは とりあえずやってみる、情報社会の中、自分で体験し何が本当に正しいか体験してほしい。
  • 仲間、先輩とのコミュニケーションは大切
  • 好奇心を持ちチャレンジする姿勢
  • 常に疑問を持つ心構え
  • 会話に参加してコミュニケーション能力の向上
  • 探究心と挑戦力

若年層に期待すること!その一歩が明日から始まるのかもしれません、さぁ準備に行こう!

高校生キャリアガイダンス

10月30日に美祢青嶺高等学校で年明けて2月18日に成進高等学校
高校生キャリアガイダンスを開催します
美祢青嶺高等学校では「対話」をテーマに、成進高等学校では「仕事体験」をテーマにガイダンスを実施する予定です。
それぞれの学校には特色があり、どのようなテーマが最適か、学校側と協議を行いながら「常にベスト」を目指しています。

現代では、職業生活が長期化し、将来が見えにくいと言われています。美祢就職相談室に訪れる多くの人々も、自分に合った職業を見つけることに悩み、自分の理想と現実とのギャップを埋めようと日々努力しています。
そう、悩むのはあなただけではありません。誰もがそれぞれに悩み、考えながら自分の未来を模索しています。

高校生にとって、「これから60年間働く」という生活は、まだ実感がわかないかもしれません。しかしだからこそ、大人と関わり、自分の将来について考えることには大きな意味があります。社会で実際に働いている人たちと交流することで、将来の選択肢や自分の進むべき道が少しずつ見えてくるかもしれません。
運営側の大人も一生懸命考え準備しています
今年のガイダンスもいいガイダンスになるよう願っています
美祢青嶺高等学校 27事業所の皆様
成進高等学校 25事業所の皆様
よろしくお願いします

美祢市の事業所の魅力

教育・サービス業編

高校生向けに寄せられた事業所の魅力
今回は教育・サービス業編
魅力を羅列します!製造業をイメージしてみてください
サービス業
梶岡牧場
・繁殖ー生産一貫牧場
・ ブランド牛「梶岡牛」を生産
・六次産業(梶岡牛の加工品)企画
・販売 全国各地のホテル・レストランへの梶岡牛の販売
・次世代に繋げる農業
・生き残る農家として奮闘中
美祢グランドホテル
・お客様ニーズに対応する様々な客室タイプを有します
 (洋室シングル50室、洋室ツイン5室、和室3室、シナモロールルーム2室)
・ホテルの1階にはカラオケ「ワンツークラブ」やカフェ「スリーアロー」を有します
・シナモロールルームはサンリオキャラクターのシナモロールが描かれたとてかわいいお部屋です
【美祢観光開発】
・美祢市の玄関口となって観光や地域特産品のPRを行っている
・地域と連携し貢献できる
【アオイロ。プランニング】
・チームスタッフさんの思いやアイディアをカタチに!
・時間に縛られずに働ける!


教育
【美祢市立大嶺小学校】
・大嶺小学校は、長い人生のベースとなる「生きる力」を身に付けさせる場所です。
・子供たちの育ちや学びに寄り添って仕事ができます(やりがいがあります)
・子供たちが「できない」ことが「できる」ようになる瞬間に立ち会うことができます
・授業や学校行事などを通じて笑い、涙、感動などいろんな場面に出会うことが出来ます
・子どもたちの成長を通じて、自分自身も成長できる職場です
【認定こども園伊佐中央幼稚園】
・創造力、発想力豊かな子どもたちと日々を過ごすことができる
・最新の乳幼児教育を学べる
・保育者として、社会人として成長できる
【小学館集英社プロダクション】
・様々な専門性を持つ職員がいるため幅広い視点で対象者に関われる


事業所にはもっとたくさんのメッセージを頂いていますが
ガイダンスまで高校生に非公開なのでガイダンス終了後に皆様にも公開します
https://carriermine.com/profiles/list/2024

美祢市の事業所の魅力

製造業編

高校生向けに寄せられた事業所の魅力
今回は製造業編
魅力を羅列します!製造業をイメージしてみてください
薬仙石灰
・仕事と家庭のワークライフバランス実現に向けた支援(有給消化の積極的な奨励)
・キャリアアップのための資格支援、家族手当など福利厚生充実
・アットホームな社風
UBE三菱セメント
・宇部セメント、伊佐セメント工場:セメント製造の原料、熱エネルギーの代替えとして自治体、企業、家庭から出る廃棄物の受入処理
・宇部発電所:自家発電所による宇部港を中心とした臨海企業への電力供給や売電事業・バイオマス  燃料への積極的取組
・宇部研究所:セメント商品新規開発、改良。地球温暖化対策戦略
【宇部マテリアルズ】
・良質な美祢の石灰石を主原料とする各種製造を取り扱い
・幅広い産業分野に「オンリーワン」や「トップクラス」の製品を提供し、社会の発展に携わる
【瀬戸内部品】
・作業資格を得るための免許制度、作業知識向上のためのインストラクター教育、資格取得費用の  全額補助と教育に力を入れている
・年3回の大型連休
・男性社員の育児休業推奨
【山城精機製作所テックベース】
・最先端の加工機を駆使したものづくりに携わることが出来る
・世の中に無い物を生み出す道具である金型を通して、社会に貢献できる
・工場内は空調の整った環境で年間休日120日以上
・OJTや外部講習を通し、技能、知識の習得を進めていくので安心して働ける環境
・ミライアル株式会社(東証STD)のグループ企業
【TAIYO山口工場】
・風通しの良い職場環境
【シグナレックス】
・街でよく見かける”看板”を造っている
・20代、30代がたくさん活躍している(平均年齢34歳)
・老若男女関係なく、アットホームな職場
・手作業が多く、ものづくりが実感でき達成感も味わえる
・ただ作業をこなすだけでなく、楽しさも忘れずに日々仕事をしている
【日本ユピカ】
・有休休暇が取得しやすい
・ゴールデンウイーク、お盆休み、年末年始は全員休み(交代勤務も休み)
・資格取得支援をしている
【NGKエレクトロデバイス】
・世界3大セラミックパッケージメーカーの1社
・日常生活で使用する家電製品に欠かせない部品を製造
・幅広い年齢層のチーム改善活動により、新たなアイディアを創出する文化
【吉田SKT】
・表面処理技術による、モノづくり現場の「困りごと解決企業」です

どうですか!製造業にもいろいろな業種がありますが魅力が伝わりましたか
事業所にはもっとたくさんのメッセージを頂いていますが
ガイダンスまで高校生に非公開なのでガイダンス終了後に皆様にも公開します
https://carriermine.com/profiles/list/2024

事業所の魅力を発見!

高校生向けのキャリアガイダンス用に、参加する事業所に資料作成を依頼しました。
この資料では、各事業所の魅力を記述することが重要な項目の一つです。
改めて考えると、これは個人に「あなたの魅力は何ですか?」と尋ねるのに似ています。地域を例にとれば、「美祢市の魅力は何ですか?」という質問も同じですね。
さらに、通学している学校や所属しているサークル、クラブ、カルチャースクールの魅力もあります。これらは私たちが自ら選び、生活し、学び、活動しているものです。

その魅力を文字にすることができるのは素晴らしいことだと思いませんか?
高校生向けに作成された資料を読んでいると、勤務する事業所の魅力をこんなにも語れるのは素敵だと感じます。
高校生のキャリアガイダンスのためにウェブサイトを作成する予定です、各事業所の魅力が掲載してありますので完成したら閲覧ください
あらためてサイトはお知らせします

高校生キャリアガイダンス

美祢青嶺高校は令和5年10月25日に第6回目の、成進高等学校は令和6年2月20日に第3回目の高校生キャリアガイダンスを開催しました。この場を借りて、事業所の皆様、学校の関係者の皆様に心より感謝申し上げます
両校の生徒アンケートで「ガイダンスで意識したこと、自分が成長したと思うこと」を確認したところ以下の結果になりました

アンケートの選択項目が異なるため、結果には差があるかもしれませんが、生徒たちはガイダンスを有意義なものにするために考え、行動した結果だと思います。生徒たちが成長した自分に出会えるような企画が必要だと考えています。

成進高等学校キャリアガイダンス

本日成進高等学校で高校生キャリアガイダンスが開催されます
1回目は新型コロナウイルスの蔓延防止で中止になったので
対面で開催できるのは2回目となります
担当の先生の「生徒のためになるのなら」という言葉に主催者側も突き動かされます
成進高等学校はコミュニケーションの苦手な生徒が多いと言われています
事業所への案内にも「コミュニケーションの苦手な生徒が多いという情報を得ています。」とお伝えしました
大人の力を借りて、高校生にとって有意義な時間になればいいなと考えています

現代では社会人基礎力の育成が重要視されています
具体的には、1、前に踏み出す力(アクション)2、考え抜く力(シンキング)3、チームで働く力(チームワーク)が挙げられます
この3つの能力はかなりレベルの高いものです
今回のガイダンスを通して、地域の仕事に魅力を感じてもいいし、担当してくださる事業所の方の魅力に触れてもいい、自分から質問してその回答について考えたり、大人の胸を借りて何か掴み取ってもらえるといいなと考えています
将来、社会に出る若い人材を育成するために、行政、事業所、学校が連携した、「高校生キャリアガイダンス」が生徒にとってポジティブな体験となるよう願っています。

美祢青嶺高校キャリアガイダンス

今年で6回目となる高校生キャリアガイダンスを、10月25日に開催いたしました。回数を重ねるごとに、学校と美祢市の双方がより良いものを提供できるよう、知恵を絞り、高校生のキャリア形成に寄与するガイダンスに向け準備を進めていきました
今年のトピックスとしては、生徒が司会者を務め、全員が事業所に対して発表(SDGS等)や質疑応答を行ったことです。このアプローチは、事業所からも高い評価を受けました

生徒のアンケートには以下のような感想が寄せられました
〇事業所の方の視点からの意見を聞いて違う考え方もある事が分かった
〇調べるだけじゃわからないことこともあり現場で働いている人の意見や考えを聞くことでより仕事に 理解が深まった
〇色々な会社のことを知れて自分の適性と異なることもわかる
〇自分のこれからの態度を考えようと思った
〇受講したガイダンスは自分の希望とは異なっていたが、仕事に対しての取り組みなどは通じるものが あると思った
〇普段の仕事にプラスでSDGs をするから、従業員がやりたいと思えることがないと成果も出ないという こと。ただやるだけではもったいない
〇どこの事業所もSGDを行うためにコストやメリットを考えながら実行に移していることが印象に残りました
〇誠実な人である人が1 人の人間として信頼されると仰っているのが、印象に残った、プロ意識が高い と思った。

 高校生の素直な感想は、彼らが社会に順応し、将来の自分の進むべき道を見つけ、学びを深めていける貴重な財産だと考えます。このような成長を促進するためには、大人たちの責務が非常に大きいと感じます。
双方向の対話が期待以上のメリットを生むことがあります。
 若年者とのコミュニケーションでも同様で、彼らの感想や意見を真摯に受け止め、理解することが重要です。また、彼らが直面している課題や悩みにも敏感に対応し、協力して解決策を見つけることが求められます。このような対話を通じて、双方が成長し、新たなアイディアや視点が生まれることでしょう。
 異業種交流会では、「説得と対話の違い」について話し合いました。相手が何を伝えたいのかを理解し、傾聴できているかどうか、課題を探せているか、そしてそれに真摯に向き合っているかがコミュニケーション形成や関係構築には不可欠だと考えます。
 2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標「SDGs」は「目標とターゲットがすべての国、すべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰一人取り残さない」ということを原則としてます。
 そのためにも、自分と異なる人との対話が重要なのではないでしょうか

第6回高校生キャリアガイダンス

本日は美祢青嶺高等学校第6回高校生キャリアガイダンスです。
昨日、会場の設営をしていて、いよいよだなと思いました。
ご協力いただく事業所の皆様、本当にありがとうございます。
また、参加してくれる高校生の皆さんへ、今日が有意義な日になることを願っています。

積極的に社会人と交流し、日常では気づかない視点や新たな考えを得て、それを自分の未来への礎として活かしていただきたいと思います。
高校生キャリアガイダンスの準備段階で美祢市は大きな水害に見舞われました。普段当たり前のように享受している生活が一変する瞬間に、私たちは日常の幸せの重要性を痛感します。
私たち大人がここまで歩いてきた道と、Z世代と呼ばれる若者たちがこの先歩いていく道は、きっと異なるものとなるでしょう。
その違いを乗り越えるために必要なのが、適応力です。適応力とは環境に変化があった時にそれを見極める能力、変化したことを認識しそれにどう対応するかを知るスキルだと言われています
高校生活は、大切な経験の連続であり、将来への礎となるものと信じています。今回の高校生キャリアガイダンスも、その一部として、皆さんにとって有意義な体験となれば幸いです。
への思いを込めて