人事評価エラーとは
人事評価エラーとは、評価する立場の人間が自身の思考や価値観に左右され、誤った評価をすることです
就職相談室でもこのような相談が寄せられます
人が人を評価する以上、基準の不明確さなどから人事評価エラーが生まれてきます
では具体的にどのようなものがあるのでしょうか
ハロー効果 | 評価対象者の目立つ特徴に影響を受けて、ほかの評価項目も同様に引っ張られてしまうこと halo(光)を意味し光に目がくらみ、正しい評価ができなくなること |
中心化傾向 | 被評価者のスキルや意欲にかかわらず、評価の中間値をつけてしまうこと |
寛大化傾向 | 評価結果が実際より甘くなるエラー |
逆算化傾向 | 先に評価結果を決めたあとに、辻褄が合うよう調整すること |
論理誤差 | 事実とは関係なく評価者の憶測などによって評価をくだすエラー |
対比誤差 | 評価者が自身の能力などと被評価者を比較し、評価をつけるエラー |
親近効果 | 共通点がある人に対して評価が甘くなるエラー |
アンカリング | 最初の印象によって、評価結果が影響されるエラー、アンカは船の錨のこと 部下の自己評価がアンカーになり同じ評価をつけるようなエラー |
人事評価エラーを無くすためには、複数評価者による評価や具体的目標に基づいて評価すること明確な評価基準を設定するなどが良く上げられますが
人事評価エラーは誰にでも起こりうると認識することが重要だと言われています
働いている人の士気が下がらないように、人事評価を出来るだけ客観的に行うことが求められると思います