2040年の考えるプロジェクト
特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会より「2040年の働くを考えるプロジェクト」の報告書が届きました 本プロジェクトは、2023年12月に発足し、有識者による研究会とキャリアコンサルタントを中心 としたワークショップを軸に、約1年半にわたって活動を続けられたものです 報告書自体は36ページにも及ぶのですがその中の一部をご紹介したいと思います
2040年の「働く」を取り巻く環境
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 主幹研究員 古野 庸一(ふるの よういち)
①徹底的な機械化/自動化
自動運転や倉庫作業での機械化は、運輸業界の人手不足解消につながると思われる。同様に、建設現場、生産現場、接客現場での自動化は、進んでいくと考えられる
②ワーキッシュアクトという選択肢
ワーキッシュアクト(Workish act)とは、リクルートワークス研究所の造語で、本業の仕事以外で、社会に対して何らか貢献している活動である。具体的には、副業、兼業、プロボノ(仕事で培った専門的なスキルや知識を無償で提供)、地域活動、ボランティア活動を指す。リクルートワークス研究所が調査を行ったところ、現在でも、20~69歳の約4分の1がいずれかの活動を行っている。フルタイムではないものの、そのような活動が広がっていけば、人手不足の解消につながっていく。
③シニアの小さな活動
前述したように、今後、高齢者は増える。高齢であったとしても無理なく社会とつながり、貢献できることに喜びを感じるシニアも多いと考えられる。そうはいっても、現役時代と同じようなペースで働くのは難しいので、小さな仕事を行うことが現実的であると考えられる。ワーキッシュアクトと同様、
シニアの小さな仕事によって、人手不足の解消をうながす。
④企業内のムダをなくす
労働供給に制約があれば、企業内でムダな業務を減らすことが人手不足の解消につながる。同研究所の調査によると、全業務の30%以上がムダであると回答した人が2割強いることがわかった。
人口動態とそれに対する動きを考えていくと、働く人にとっては、以下のような影響があると思われる。
・個人の都合に合わせた働き方が増えていき、職場に不満があれば、他社へ転職することが加速
・機械化によって、今まで人が行っていた仕事は、なくなることや変わることが当たり前になる、変化していく仕事に対して柔軟に対応していくこととその仕事をする際の意味合いを考えていくことが求められる。
・ワーキッシュアクトやシニアの小さな仕事は、人によっては仕事観が変わる活動である、人によっては仕事とプライベートの境目が変わる
・労働供給が制約されていれば、生活インフラも危うくなる。自分たちの生活インフラは自分たちで守る意識が求められる。セルフレジのように自分で仕事の肩代わりをすることになる。ここでも、仕事とプライベートの境が曖昧になる。
さぁこの文章を読んであなたはどう思ったでしょう
そうだよね!と共感したか
そんなことないよ!と考えたか・・・・・
そのうえであなたは今後どう生きますか、どう働きますか