変わりつつある若年正社員のキャリア意識
独立行政法人労働政策研究・研修機構出典
「若者の離職の何が変わり、何が変わっていないのか──離職理由に見る男女差」の調査によると、新卒就職正社員が初職を離職した理由について、全17項目のうち上位5項目を男女別に示したものが以下の表です
男性 | 順位(割合) | 女性 | 順位(割合) |
---|---|---|---|
キャリアアップするため | 1位(27.3%) | 肉体的・精神的に健康を損ねたため | 1位(31.8%) |
人間関係がよくなかったため | 2位(25.3%) | 人間関係がよくなかったため | 2位(31.2%) |
賃金の条件がよくなかったため | 3位(22.4%) | 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため | 3位(27.0%) |
労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため | 4位(22.2%) | 仕事が上手くできず自信を失ったため | 4位(20.9%) |
肉体的・精神的に健康を損ねたため | 5位(21.8%) | 賃金の条件がよくなかったため | 5位(19.3%) |
労働条件や職場環境の整備・改善が、若者の職場定着において引き続き最も重要な課題であり、この傾向は過去3回の調査すべてに共通していると解説があります
また、以下のように解説がしてあります
女性正社員は男性正社員に比べ、ネガティブな理由で離職する傾向が依然として強い。ただし、女性正社員の離職理由にも変化は見られる。2018年の第2回調査で女性正社員の離職理由の1位であった「結婚・出産のため」は、今回の調査では8位にとどまっており、結婚や出産を理由とした離職が減少していることがわかる。れは、若年女性正社員が結婚・出産後も離職せずにキャリアを継続するようになってきていることを示している。と続いています
今年美祢就職相談室でも若年者の定着に関するアンケートを取る予定にしています
若年者の思いがこちらに伝わり、ネガティブな理由での退職が低下するような施策を打てたらと考えています。