実質賃金
10月の実質賃金が、3か月ぶりにマイナスから脱したと厚生労働省が「毎月勤労統計調査」の速報として発表しました
最低賃金の引き上げが要因のようですね
そもそも実質賃金とは何でしょうか?
例えば、ある月の給料が20万円だとしましょう。今月はスーパーで100円で買えるパンが200個買えました。しかし、物価が上昇してパンが1個120円になったとします。同じ20万円の給料でも買えるパンの数は約167個に減ってしまいます。これは、名目上は給料が変わらなくても、実質的な価値が目減りしていることを意味します。
つまり実質賃金とは「労働者が実際に手にするお金の「価値」を測る指標です
実質賃金がマイナスから脱したということは私たちの生活は今後楽になっていくのでしょうか?
実質賃金は、実質賃金=名目賃金÷物価指数 で計算します
物価がどんどん上がっていけば、給料が上がっても生活は苦しいとなるわけです
でも、そもそも物価が上がるということは、働いている労働者の価値が上がるということですので、この関連性は難しいところですね
今年の年末は長期連休の人も多いようですね
このまま実質賃金が上がってくれれば、たくさん消費できるかもしれませんね