厚生労働省は、令和5年11月24日、令和4年「派遣労働者実態調査」の結果を取りまとめ公表しました
この調査は、事業所約 17,000か所と、そこで働く派遣労働者約 11,000 人を対象に、令和4年10 月1日現在の状況について調査したものです。有効回答率は事業所調査で 49.7%、派遣労働者調査で 64.8%でした。
就職相談室でも、派遣労働を希望される相談者がいます
自分の現状、そして将来なりたい姿に一致しているか否かが大切だと思います
では厚生労働省が調べた指標を見てみましょう
1 派遣労働者の就業状況
(1)派遣労働者が就業している事業所の割合-全体の 12.3%
(2)産業別(割合の高いもの)の状況
-製造業:23.6%
-情報通信業:23.1%
-金融業・保険業:21.0%
(3)事業所規模別の状況
-1000人以上:83.9%
-300~999人:66.8%
-100~299人:47.8%
-30~99人:26.9%
-5~29人:8.4%
(3)派遣労働者を就業させる主な理由(複数回答)
-「欠員補充等必要な人員を迅速に確保できるため」:76.5%
-「一時的・季節的な業務量の変動に対処するため」:37.2%
-「軽作業、補助的業務等を行うため」:30.9%
2 教育訓練・能力開発の実施状況
派遣労働者に教育訓練を行った事業所:69.7%
3 派遣労働者を正社員にする制度
-制度がある割合:14.3%
-上記のうち過去1年間に正社員に採用したことがある:1.6%
1 派遣労働者の属性
-「45~49 歳」と「50~54 歳」 15.8%
-「35~39 歳」14.0%
2 派遣元への要望
-「賃金制度を改善してほしい」 58.6%
-「継続した仕事を確保してほしい」29.7%
-「派遣先に対して、派遣先での直接雇用に切り替えるよう依頼してほしい」21.6%
3 派遣先への要望
-「派遣契約期間を長くしてほしい」25.6%
-「指揮命令系統を明確にしてほしい」17.8%
4 今後の働き方の希望
-「派遣労働者以外の就業形態で働きたい」37.0%
-「派遣労働者として働きたい」34.2%
5 派遣労働者として働いている理由
-「自分の都合のよい時間に働きたいから」30.8%
-「正規の職員・従業員の仕事がないから」30.4%
参考になる指標はありましたか?自分に合った働き方を見つけるには自分をよく知る必要があると思います