「聞く立場」「聞かれる立場」

以前から何度か聞き方について書いてきました
聞 く
聴 く
訊 く 」この3つの違いは以下のことでしたね、ちょっと整理
1、聞 く
な~んとなく聞く、音が入ってくる
耳に入ってきた言葉を認識する
2、聴 く
特徴は「きく」に心が入っていること
分解すると、十の目と心になります、「十の目と心」で聴く
相手の伝えたいこと、考えていること、思いを理解しようと耳を傾ける事です
3、訊 く
これは尋ねる事です
自分が訊きたいこと、質問、興味関心のあることを訊く
ここまでは復習です(^^)
今回勉強してきたのは聞く立場・聞かれる立場

聞く側によって聞かれる側が丸裸にされる怖さ
聞く側は、聞かれる側が思う以上の深い対話をしている
聞く側の想い>聞かれる側の想い
例えば音、機嫌の悪い時に動作が大きくなる音
聞かれたくないことがあるときに、普段より物静かに奏でる音
その中に心情を聞き取るような場合です

逆に、話し手は「聞いてほしい・わかってほしい!」
こんな経験はありませんか?私の大変さだけを聞いてほめて認めてほしい、客観的な意見なんか求めていない、とにかく聞いて、大変だね・頑張っているねそれだけ言ってくれればそれで良い
聞かされる側「甘えるのもいい加減にして「聞きたくない」
こういう感情が生まれる場合です
聞く側の想い<話し手の想い

前者の想いには何が必要で、どのように向き合うのがいいでしょうか
後者の想いには、どのように向き合うのがいいでしょうか
それぞれに答えがある気がします

36の質問!覚えていますか

 心理学者のアーサー・アーロン博士によって1997年に発表された『誰とでも親密になれる36の質問』の説明を、私は4月にコラムで取り上げました。おそらく、読んでくださった方もいるのではないでしょうか。
 先日、職業訓練初日のコミュニケーション講座でこの質問を活用してみました。「アイスブレイク」や「聴くこと」への意識を高めることも目的としてありました。時間の制約もあり、幅広い年齢層の参加者がいたため、36の質問のうち約半数を選びました。
 「36個の質問が終わったら、互いの目を見て、4分間黙ってお互いを見つめます」というワークだけは、お互いに握手をしてお礼を伝える形に変更しました。また、座る位置についても、真正面に向かい合わず、斜め向かいに座ることにしました。座る位置については、今度改めて書く予定です。
 何れにしても、『誰とでも親密になれる36の質問』は初対面のワークにはとても適していると感じました 。

お勧めの本

カテゴリー美祢就職面接会

私の愛読書の一つに「LISTEN」という本があります

この本をなぜ進めるかというと、このHPの検索文字列に
過去の記事で上げている「きく」こと「ききかた」などがよく上がるので
興味のある人が多いのかなと思いました
改めてこの本を開いて読んでみました
聴いているふりをする人とは、眉間にしわを寄せて熱心にうなずき、いかにも聴いているかのようにふるまいますが、その目は妙にうつろで相槌のタイミングはあなたの言葉に全くあっていません
これでは、相手は話しをしてくれませんよね

相手が聞いてもらえていないと思う態度として下記の項目が上がっています
○話をさえぎる
○いま言われた言葉に対して、あいまいだったり筋が通らない反応をする
○携帯電話や時計、部屋のほかの場所など、話し手以外を見る
○落ち着きがない
このような態度に、心当たりがありますか?

人の話しを聴くことのメリットとしてこの本ではこのように見出しがついています
○「聴く」ことは、自分自身への理解も深めてくれる
○聞くことで他人の才能も共有できる
○ふたりで議論を重ねると、ひとりではできない発見ができる
「聴く」「聞く」「訊く」の違いについては過去の記事を参照ください

私たちの仕事は「話しを聴くこと」がとても大切になります
自戒を込めて本を開く
このような思いです

対話の重要性

『対話型支援』について学んだことを共有したいと思います
対話=対『聴』
このホームページでも何度となく書いてきた「きく」こと
「きく」には以下のバリエーションがあるそうです
1、きいていない
2、きいているようで、きいていない
3、ちゃんと⽿を傾ける
 ・ 判断しながら「聞く」
 ・ 判断を留保しながら「聴く」
 ・その他・・・
「聞く」と「 聴く 」

「きく」に判定が入ると「聞く」になる!
事例をあげると
「やっぱり⼦どもには⼩さい頃から英語を学ばせるべきですよね!」
と話しかけられたときに、
「聞く」は「そうですよね、私もそう思います」と「私も!」と強い共感か、否定
「聴く」は「そういうお考えなんですね。そう思った背景を教えてください」と「なるほど!」という「弱い共感」

ではあらためて「対話」とはなんでしょう
一橋大学大学院特任教授 伊藤氏は
「対話と会話は異なります。会話が価値観の共有を前提としているのに対し対話は価値観が異なるかもしれないことが前提です」と言われています
⽇本アスペン研究所の著書には
会話は、「そうそう!同じ同じー!」の共感ベース
対話は、相⼿と価値観が違うことを前提に語り合い、⾃分⾃⾝の考えや価値観への理解を深めることに向かうもの
と言われています
なぁんとなくわかりますか
まだまだ書きたいことがたくさんあるので、改めて共有します

3つの「きく」の違いについて

新年度がやってくるからですかね
検索ワードに3つの「きく」が数件上がっていました

新入社員の皆さんはいいスタートが切りたいって思いますよね
さて、
コミュニケーションの基本は「きくこと」です
この「きく」実は3つあるのを知っていますか
特に、新入社員を迎える皆さん、新入社員にとって社会の入り口となる皆さんの役割はとても大きいと思います
今一度、「 聞 く聴 く訊 く 」思い起こしてみませんか

1、聞 く
な~んとなく聞く、音が入ってくる
耳に入ってきた言葉を認識する
雨音を聞く、物音を聞く、自分を呼ぶ声を聞く
こんな時に使うので「受動的」と呼ばれます
門の中に耳がある、聞き方だともいわれます、門を閉じて聞いてるってことです
2、聴 く
傾聴が大事です!
コミュニケーションの世界では、この聴くが大事ですよ!!!
私もたくさん言われてきたし沢山言ってきました
特徴は「きく」に心が入っているところです
分解すると、十の目と心になります
「十の目と心」で聴く
相手の伝えたいこと、考えていること、思いを理解しようと耳を傾ける事です
3、訊 く
これは尋ねる事です
自分が訊きたいこと、質問、興味関心のあることを訊く
聴くとは反対方向にある訊くです
相談に行くときは「訊く」ことが多いかもしれませんね

コミュニケーションの練習では「聞かない聞き方」のワークがあります
ワークをする時には、「こんなこと、私絶対してない」って思いますが
案外やっているんです
仕事をしている時に部下に話しかけられた、顔も上げずに「うん、うん」って生返事をしているけど
「どう思いますか」と問われて「今何言ってたっけ?」のような感じですね
まぁ流した方がいいこともありますが(笑)
聞く・聴く・訊く」3つのきくを理解して、良いコミュニケーションをとってくださいね


5つの聞く態度

早いもので今日でもう10月も終わりです
10月の美祢就職相談室のアクセス解析を見てみますと
もっともダウンロードされているのはやっぱり労働法
労働法は働く人のための法律なのでやはり知っておくことが大切だと思います
そしてこのホームーページの検索キーワードで一番高いのが
3つの聴き方・・・意外です
コミュニケーションはいかに上手に聴くかともいわれているので
興味を持ってもらえることは良いことですね

さて今日は5つの聴く態度について書いてみたいと思います
「どうも今の仕事が合わないので仕事を辞めたいと思う」
そう相談されたときに何と答えますか

評価的態度…聴き手の価値基準に照らし合わせて判断、評価→説得、忠告、非難
「何を言っているんだ。今のこのような雇用情勢では辞めても再就職は難しいよ」
解釈的態度…因果関係の説明→説明、教示
「何か嫌なことでもあったの?それとも他にいいところが見つかったのかな」
診断的態度…原因の追究→質問、教示、説得、助言、忠告
「突然辞めたいなんてどうしたんだ。理由を聞かせてくれよ。」
支持的態度…同情、温情→慰め、励まし、保証
「まぁそう思いつめないで・・・誰でも一度や二度は会社を辞めたくなることがあるもんだよ、がんばろうよ」
理解的態度…受容、共感→相手の内側からわかろうとする態度
「そうか…会社を辞めたくなったのか、どういうことなのかな?その気持ちちょっと聞かせてくれないかな」
5つの違いが分かりますか、さてあなたならどう聴かれたいですか、どう答えますか

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