多様な働き方

カテゴリー美祢就職相談室

 働き方は多様化しています。正社員として雇用期間の定めがない契約で働くことや、雇用期間の定めがある契約社員として働くこと、または派遣社員として働くことや、短時間で働くパートアルバイトなど、選択肢が広がっています。自分の状況に合わせて働き方を選ぶことができる時代になったと思います。
 自由度が高いほど収入は減少する傾向がありますが、時間を有効に活用することも可能です。フルタイムで働くと、労働時間が長くなりますが、一部の会社では退職金や財形貯蓄、企業年金などの制度があるかもしれません。
 自営業の場合でも、個人型確定拠出年金(iDeCo・NISA)などを利用して退職金や資産形成をすることができますね。
大切なのは選択すること、そのためにはやはり「学ぶこと」が大切だと思います

資産形成-1

公的年金について

とても身近なのにわかりにくいのが年金の体系
公的年金を図形化してみました

年金

国民年金が1階部分と呼ばれる部分です
2023年度の年金額は月額16,520円
国内在住の、20歳以上、60歳未満の方は国民年金の加入義務があります
いわゆる扶養(扶養の範囲内で働く)の場合、第3号被保険者となり、国民年金が免除されています
厚生年金保険は、2階部分と呼ばれ、勤務期間や、平均給与・賞与によって年金額が決まります
70歳まで保険料が支払えます
厚生年金は会社と労働者で折半します
社会保険加入は拡大しています
現在は従業員101人以上の事業所で下記の条件がマッチするとアルバイトでもパートでも加入します
〇週の所定労働時間が20時間以上
〇月額賃金が、8.8万以上
〇2が月を超える雇用の見込みがある
〇学生ではない
2024年10月1日からは従業員51人以上の事業所が対象となります

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ナラティブ

カテゴリー美祢就職相談室

ナラティブとは、物語を指します。キャリアの世界でもナラティブアプローチが存在します。このアプローチでは、相談者が自身の物語(ストーリー)を通じて「意味の確認」と「生き方の再著述」を行うことで支援されます。
具体的な手法としては、年代ごとに印象に残っている出来事のキーワードを書き込み、自分の人生にタイトルをつけるワークや、好きな雑誌やテレビ番組、ウェブサイト、座右の銘、好きな本や映画などについてセルフインタビューし、なぜそれが好きなのかを考えるワークがあります。そして、キャリアコンサルタントとの面談を通じて、これらの結果を活用しながら適切なキャリアの選択や未来の考え方を探求します。

私自身も先日このセミナーを受講しました。このアプローチでは、過去を振り返るだけでなく、現在につながる思考などに気づき、未来を考えることができます。しかし、ナラティブアプローチを通じて見えてくるものには親の呪縛が存在していることもあります。
例えば、以下のような親の呪縛が考えられます
・「〇~してはダメ」「~は間違えている」と言われ続けた。
・親に褒めてもらった記憶がない。
・何が正しいか親が決めていた。
・親の言うことが絶対だった。
 これらは児童虐待やネグレストではなく、普通の親子関係の中に存在する精神的な支配や束縛です。このような状況では、自己決定や自律が難しくなり、個々のニーズを抑えられてしまうことがあります。
 しかし、親にとらわれていたとしても、その事実に気づいた時点で行動を変容させることができます。現在の状況に基づいて過去を解釈し、自身のニーズに合うように過去のストーリーを再構築することができるのです。
 また、読者の中に親の立場にある方がいらっしゃるかもしれません。その場合、自身が子どものために行動すると言いながらも、子どもの思考や意見を奪っていないか振り返ってみてください。子どもが親の言うことを聞いていれば必ず正しいという考え方や、善悪の判断を一方的に決めつけていないか、そして十分な話し合いの時間を確保しているかを考えてみてください。
私たちは、このようなケースで悩んでいる人を多く見ています
 このコラムが、そうした人々にとって気づくきっかけとなり、自身の状況を見つめ直し、変容する一歩を踏み出す助けとなれば嬉しいです。親子関係や家族の中での自己決定やコミュニケーションの重要性を考えるきっかけとなり、より健康的な関係を築く手助けになれば幸いです。

人材確保・人手不足の要因

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帝国データバンク調査資料

人財不足解消のカギ

帝国データバンクは17日、「企業における人材確保・人手不足の要因に関するアンケート」結果を発表した。正社員・非正社員の人手不足の状況とその要因について尋ねたところ、
人手が不足していない要因」では、「賃金や賞与の引き上げ」とした企業は51.7%で最も高く、「働きやすい職場環境づくり」(35.0%)、「定年延長やシニアの再雇用」(31.2%)が続いた。
人手が不足している要因」では、「条件に見合った人材から応募がない」が54.6%で最も高く、「業界の人気がない」(45.4%)、「企業の知名度が低い」(42.2%)が続いた
人手が不足していても、条件に見合った人材が来ないと採用しない、これは山口県でも同じ状況が感じられると考えています
なかなか面白い資料でしたので共有します

雇用保険加入のメリット

雇用保険=失業手当のみと思っている相談者の方が多いので資料を作成してみました
雇用保険の対象は、次の2つの要件を満たす従業員です
①1週間の所定労働時間が20時間以上であること
②31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること
各々の制度には、加入年数等条件がありますが雇用保険加入でスタート地点に立つことになります
社会保険の加入拡大や最低賃金の上昇もあり、雇用保険加入=社会保険加入の事業所もあります
各種制度について知ってから判断するといいと思います

雇用保険

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ホームプラザナフコ美祢店

2023年6月面接会参加事業所

【募集内容】
①屋外売場の販売及びレジ  (パート1名)
②店内商品の陳列、整理、レジ(パート5名)
③DIY資材販売及びレジ  (パート5名)
【事業所からのメッセージ】
明るく、元気で気の利く人を募集しております
よろしくお願いいたします!

シャドー・ゴーストと向き合う

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なんで就職相談室のホームページでお化けなのか(笑)

と言っても↑このお化けじゃないですよ
面談しているときに相談者からよく出てくる言葉が
「どうせ言うてもダメじゃケー」
「要らんことは言わんほうがええ」
このことがシャドー/ゴースト
しかしながら愚痴の話しではありません
◎アイディアを思いついたけど話したところで聞いてもらえない
◎新たな営業先を提案したいけど社長は興味ないだろう
◎業務改善して生産性が上がりそうだけど上司は興味ないような
この封じ込まれたアイディア、これこそがシャドー/ゴースト
これを読んでる皆さんも心当たりはありませんか?
もしかしたら抱いているアイディアは上司がすごく興味を示すことかもしれません
シャドー/ゴーストと向き合うには普段からの職場の雰囲気やかかわりが重要だと思うとともに
1on1の面談もいいツールだと思います
そしてアイディアを持っている皆さん、職場の環境(働く環境)がよく成れば生産性も上がりますよね、このようなアイディアは下記の埋め込み記事「アサーティブコミュニケーション(アサーション)」を参考にしてみたらいかがでしょうか

これからの時代

土曜日、日曜日と連続でキャリアコンサルタントのセミナーを受講しすっかりキャリコン脳になっています(笑)

土曜日は「未来志向のキャリアコンサルティング~次世代のキャリアコンサルタントを体験してみよう~」
日曜日は「ナラティブ・キャリアカウンセリング」
ナラティブ・キャリアカウンセリングは事前課題に苦労しましたが実に有意義なセミナーでした
人生には小さなストーリーがありその物語は意味を持ち過去から未来へキャリアが構築されていく
セルフワークでは理解できなかったことがセミナーで他者と語ることによってとても理解出来ました
そして今日語りたいのはこれからの時代
これには「ナラティブ」も関連あるんですよ
これからの時代「VUCA時代」を迎えるとキャリアの世界では言われています
VUCAとは、Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性の頭文字から取っており、目まぐるしく変転し、複雑で予測困難な時代という事です
スタンダードがなくなりワークスタイルが更に多様化する
VUCA時代を生きるためにはVUCAスキルが求められると言われています
▶見立てのある調整 ▶意思決定能力 ▶文脈的思考 ▶協働能力
多様な利害関係者と意思疎通し、共感と内省を行いつつすべての関係者と協力してプロジェクトを推進する実務能力
これだけやっていたら正解!がない時代はこれまでの常識を逆さから見る必要がありそうですね

怒りの正体

渡したちを怒らせるものは、「理想」と「現実」とのギャップだと言われています。
自分の「べき」と他者の「べき」は異なるものですし、
世代間でも、「べき」とは立場や環境によっても異なります。
〇子は親の言うことを聞くべき
〇先輩を敬うべき
〇先輩の言うことは聴くべき
〇時間は守るべき
〇AIに頼らないべき
〇あいまいな表現も「べき」の差を生む原因となります(普通するよね、しっかりして、丁寧に)


アンガーマネジメントとは怒りのコントロールです
「怒らないことではありません」
怒る必要のあることは上手に怒る、怒る必要のないことは起こらないようになることです
怒りは防衛反応(身を守るための感情)とも言われています
怒りは感じてもいいし怒ってもいい
ただし怒ること怒らないことの区別ができなことと怒り方が問題なのです

誰しも、強く怒りを感じることはあると思います
そんな時に怒りを切り抜ける方法のひとつに怒りのピークである6秒を切り抜けるというものがあります
6秒を切り抜けるために怒りのレベルを10段階評価することが進められています
脳が点数をつけることに意識を取られて6秒をやり過ごす
6秒過ぎたからと怒りがなくなるわけではありません理性が効くようになるだけです
また怒り(べき)の許容範囲を広げたらどうでしょうか
① 相⼿とまったく同じ「べき」であれば問題は起こらない
② ⾃分の「べき」と少し違うけど「まあいいか」と許せる
③ ⾃分の「べき」とは全く違う許せない
許せる範囲が広がるといいですね